出土した二つの須恵器(手前)と土師器。左の須恵器には凡の字を横にしたような墨書があり、右の須恵器にも同じ墨書が残っている(横手市の陣館遺跡で) 横手市金沢中野の金沢柵推定地「陣館遺跡」から、後三年合戦(1083~87年)から150年以上前の10世紀前半のものとみられる土器が出土し、県内では前例のない記号が墨書されていたと、横手市教育委員会が発表した。発掘担当者は「10世紀頃には有力者がいる重要な場所だったことが証明された」として、清原氏の軍事拠点だった金沢柵の特定につながる発見とみている。 同市教委は、昨年10月に内耳鉄器が見つかった場所から約100メートル離れた山すそで、今年10月初旬から発掘調査を開始。同下旬、地表から3層目の地層で土器を見つけた。 灰色の須恵器の中に、割れた肌色の土師器(はじき)が重ねられた状態で二つ並んであり、須恵器の側面に、「凡」の字を横にしたような墨書が施されて
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