2025年2月17日の特定原子力施設監視・評価検討会(通称「1F検討会」)の議題の1つ、HICについてメモを途中まで作り、下書き保存したままだった。 HIC(ヒック)とは何か?福島第一原発の建屋地下で地下水にあたって発生し続ける汚染水(2023年度で日量80トン程度)を東京電力は、増設多核種除去設備(以下、増設ALPS)で処理し続けている。すると、 こしとられた高濃度汚泥(以後、スラリー)が副生される。 このスラリーを「高性能容器」(HIC)に入れて保管する。 汚染水は増えるので、スラリーもドンドン増え、HICもドンドン増える。 では、地下水を止めて汚染水の発生を止めよう!となるはずが、政府・東電はそれを抑制することに留まっている。 HIC発生量を減らす対策汚染水発生を抑制すれば、スラリーの発生もその分、減るが、それでも増える。2023年6月には、増設ALPSに新たな前処理設備を加えて、ス
