先週、長崎に行ってみて一番驚いたのは、九州新幹線西九州ルート、九州新幹線長崎ルートというのは慣れないから、「長崎新幹線」(以下、これで統一)の開業を訴える看板だとか何とかが長崎や佐賀のあちこちに掲げられていたこと。 ここ5年ほど、「2008年末、政治に翻弄される整備新幹線を取り巻く状況をまとめてみる(前編) - とれいん工房の汽車旅12ヵ月」でも書いたんだけど、新幹線の新線から外れる肥前鹿島〜諫早間の第三セクター鉄道化を巡って佐賀県鹿島市などが猛反発して、佐賀県知事や地元選出政治家達がその収拾に追われ続けた。昨年末の政治決着で、JR九州が20年間自社線として運営することになり、一応、落ち着きはしたのだが、新線ルートから外れるエリアだけでなく、その必要性に疑問を持ち始めた人は少なくはないのだろう。反発の根を摘み取ろうとしたいのか。 佐賀駅の構内では、大々的なポスターが貼られて、「新幹線が佐賀