和歌山電鐵の駅長猫「たま」、会津鉄道の駅長猫「ばす」、ひたちなか海浜鉄道の駅猫「おさむ」など、各地の鉄道で「動物職員」が活躍し、人気を集めている。それぞれマスコット的な存在で、広告塔の役目を果たしているようだ。ところで、関東私鉄大手の西武鉄道は、実用的な役割を期待してヤギを飼っているという。その働きぶりを見に行ってみた。 西武鉄道4000系電車 車内はクロスシートでローカルな雰囲気 ヤギが働く駅は西武鉄道池袋線の武蔵横手駅だという。西武池袋駅から特急「ちちぶ」で飯能駅へ。そこから各駅停車で3つ目が武蔵横手駅だ。池袋からは1時間ちょっとである。ちなみに、飯能駅はスイッチバック式の珍しい駅。池袋線は飯能駅を境に運転系統が別れている。秩父方面は4人掛け向かい合わせシートの4000系が使われており、線路も単線でローカル線らしい雰囲気だ。先に進むほど山深く、ここに来るだけでもちょっとした旅気分である