ローカル線の風情などを楽しむ「みまさかスローライフ列車」が6日、JR因美線・津山―智頭駅(鳥取県智頭町)間で運行され、鉄道ファンや家族連れらでにぎわった。7日まで。 1997年まで津山―智頭間を結んだ急行「砂丘」と同型で21日に引退するキハ28、58系気動車に、定員(168人)を超す県内外の約280人を乗せて津山駅を発車。色づいた紅葉を満喫し、沿線で写真を撮るファンの姿もあった。 美作加茂、美作河井など3駅で約20~30分停車。映画「男はつらいよ」の最終作の舞台となった美作滝尾駅では、地域住民や愛好家がホームで歓迎。レトロな雰囲気の木造駅舎前で、かつて津山藩主に献上された「堀坂米」や野菜、カレンダーを住民らが販売した。