第三セクター「会津鉄道」(会津若松市)は26日、3月17日からJR東日本、東武鉄道、野岩鉄道の4社でダイヤ改正し、JR会津若松-東武日光駅を1日1往復する直通列車を新設すると発表した。 鉄道4社はこれまで、JR会津若松-東武鬼怒川温泉駅を1日3往復する直通列車を運行させていたが、東武日光駅まで行くには2回の乗り換えが必要だった。 初代会津藩主・保科正之が現在の日光市に続く会津西街道を整備するなど会津と日光の両地域はゆかりが深く、観光資源を連携させようと沿線自治体や鉄道4社が08年から協議していた。 東武鬼怒川温泉駅からは5月に開業する「東京スカイツリー」近くの浅草駅行きの特急に乗り換えも可能で、会津鉄道総務部は「スカイツリーと日光、会津をトライアングルで結び、福島復興の一助にしたい」としている。 直通列車は2両編成で片道3390円。JR会津若松発東武日光駅行きは午前8時発車(同10時56分