東北新幹線全線開業に伴い、JR東日本から経営分離される八戸―青森間を引き継ぐ第3セクター・青い森鉄道も4日、全線での営業をスタート。 首都圏とを結ぶ高速交通が幕開けする一方、青い森鉄道は通勤・通学など地域住民の足を守る役目を担う。開業初日は午前8時25分から青森駅で出発式を行う。 青森駅には正面に青い森鉄道の大型ロゴ看板が、構内には窓口が設置されているほか、専用乗り場となる1、2番ホームの駅名標も青い森鉄道名になった。 各設備は4日午前0時をもってJRから移管され、時刻表の切り替えなど詰めの作業と最終確認が行われ、始発列車の出発を迎える。 青い森鉄道は2002年12月の東北新幹線八戸開業に合わせ、目時(三戸)―八戸間の25・9キロで営業をスタート。青森までの延伸で、総区間はこれまでの約5倍の121・9キロとなり、第3セクター鉄道では日本一の長さになる。 一方で、全線開業に伴い年間