1等個室のベッドはふかふかして天国のよう 2011年1月、フランスのパリ東駅からドイツ・ハノーバーまで、「シティーナイトトレイン」に乗車してみた。幹線ということなのか、ホームは乗客でごった返していた。 パリ東駅。ドイツやルクセンブルグ、アルザス地方への列車の発着駅だ。なんせ、オリエント急行がここから出発したという由緒ある駅でもある。今回はシティーナイトトレインに乗り、ドイツへ行く。 それにしても寒い。駅構内には大きな暖房機器があって手をかざしたり、体を近づけて温まっている人もいる。筆者も暖をとりながら、さらに足踏みして血行を良くする。 何番ホームから、寝台列車は出るのだろうか? 発車案内板に表示されるのをいまかいまかと待っている。「あ! 出た!」。すると、同じ列車に乗る人々がいっせいに荷物をもちながら、そのホームに移動していくのだ。牽引するのは、いかつい顔つきをした電気機関車。「ゲンコツス
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