スリランカの債務問題を協議する第1回スリランカ債権国会合が9日に開催された。中国はオブザーバーとして参加した。 神田真人財務官は日本時間9日夜、会合後に記者団に対し、中所得国の債務再編において広範な債権国の協調体制が確立されるのは「歴史的な快挙」だと述べ、「今後の中所得国の債務問題の対処に当たってのモデルケースになることを期待している」と語った。 また、「中国が参加を決めた場合にはもちろん歓迎したい」と発言。「引き続き、中国には債権国会合への正式な参加を呼び掛けている」と述べた。 スリランカ債権国会合を初開催、「歴史的な快挙」と神田財務官 神田財務官によれば、オンライン形式で開かれた今回の会合では、26カ国からの参加者に対して国際通貨基金(IMF)と世界銀行の当局者が説明を行った。またスリランカの当局者からは、政府による経済・財政改革の状況が共有された。 スリランカは、3月にIMFが承認し