生物多様性というテーマは、ESG(環境・社会・企業統治)と同様、漠然としているように聞こえ得る。だが気候変動に比べれば、共和党寄りの米投資家に対して持ち出しやすいものかもしれない。 生物多様性は、森林や海洋などの生態系や、それらを保護する取り組みを指す。リーガル・アンド・ジェネラル・インベストメント・マネジメント・アメリカで米国のスチュワードシップとサステナブル投資を担当するジョン・ホエップナー氏によると、「ネットゼロ」などのテーマとは異なり、政治的な問題を抱えない分野だという。 「炭素排出に関連する言葉を使うと、共和党優位の州では、すぐに非常に政治的な会話になる」と同氏は指摘。だが森林破壊や水、土地利用に関する話なら、求心力がもっと強い。「生息地を保護することは、政治的領域を超え支持されている」と言う。 ESG投資は、共和党の政治家から攻撃されてきた。そうした政治家はESG投資について、
![米共和党からの支持、生物多様性がネットゼロに勝る-政治問題で差異](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/42475dc7a4f982d18b3478f27c01bc6bee3bb3c2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.bwbx.io%2Fimages%2Fusers%2FiqjWHBFdfxIU%2FiZ23AHyg2_mI%2Fv0%2F1200x799.jpg)