経団連会長が現状の就活ルールの廃止について言及したことが話題となっています。なぜ経団連はこの時期に就活ルールの廃止を表明したのでしょうか。また、それにより就活や学生はどういった影響を受けるのでしょうか。 【参考リンク】経団連会長、就活ルール廃止に言及「日程采配に違和感」 すでに形骸化の進んでいる就活ルール「来春卒業予定の学生に対しては6月1日より採用活動を解禁し10月1日に内定を出す」とする現在の就活ルールですが、5月1日の時点で既に内定を得ている学生が42.8%に上るなど、実際には形骸化が進んでいます(リクルートキャリア調査)。 理由は経団連傘下でない新興企業や外資系企業がルールに縛られることなく早期に採用活動を展開しており、それに引きずられる形で経団連傘下企業の中にも選考活動を水面下で進める企業があるためです。 真面目にルールを守っていたら人材採用で出遅れてしまう、というのが経団連の本