脱炭素化でアンモニアに脚光 水素の輸送・貯蔵手段―海外で製造、日本へ 時事通信 外経部2024年08月31日06時23分配信 【図解】グリーンアンモニアの製造方法 【ニューヨーク時事】脱炭素エネルギーとして期待される水素の活用拡大に向け、輸送や貯蔵の手段となるアンモニアが脚光を浴びている。北米などで日本の商社や企業が携わる製造プロジェクトが進み、日本を含む世界各地に輸出される見通しだ。 水素社会、アンモニア不可欠 政府支援でコスト最安―米新興企業CEO 水素は気体の状態ではエネルギー密度が非常に小さいほか、液化にはマイナス253度まで冷やす必要があり、大量輸送や貯蔵が難しい。一方、水素に窒素を合成したアンモニアは比較的液化しやすく、水素の運び役として期待されている。 現在は天然ガスなど化石燃料由来の「グレーアンモニア」がほとんどを占め、製造時に出る二酸化炭素(CO2)が課題だ。そこで三菱商