イスラエルはヒズボラ本部を空爆し指導者を爆殺。今後『アウトレイジ』的にイランと手打ちとなるのか?(写真:EPA=時事) ウクライナ戦争勃発から世界の構図は激変し、真新しい『シン世界地図』が日々、作り変えられている。この連載ではその世界地図を、作家で元外務省主任分析官、同志社大学客員教授の佐藤優氏が、オシント(OSINT Open Source INTelligence:オープンソースインテリジェンス、公開されている情報)を駆使して探索していく! * * * ――10月16日、イスラエルは100機を越える戦闘機を動員して、イランに対して空爆しました。イスラエル空軍はF35Aステルス戦闘機で、イラン防空レーダーと地対空ミサイル陣地を攻撃。続いて、イラン国境手前数十kmから、F15E戦闘爆撃機などで各種長距離ミサイルを発射。地対空ミサイル発射施設、イラン空軍基地、ミサイル製造施設などの軍事目
