「紛争フリ−」迫られる日本企業 7月4日 20時40分 パソコン、スマートフォンなど、私たちに身近な電子機器。その重要な材料となるのが、タンタルやタングステンなどの鉱物です。タンタルは電圧を安定させるコンデンサーに使われるなど、電子機器に欠かせません。新興国を中心に、世界でより多くの人たちが携帯電話やパソコンを使うようになり、こうした鉱物に対する需要が増しています。 ところが今、アメリカ政府がこうした鉱物の使用を巡って、新たな規制を打ちだし、日本のメーカーも対応に追われています。背景に何があるのでしょうか。国際部の森健一記者がお伝えします。 アメリカ上場企業が担わされた「責任」 2010年、アメリカである法律が成立しました。リーマン・ショックのような金融危機を2度と起こさないために、金融機関への監督を大幅に強化する金融規制改革法。このなかに、アメリカで上場する家電や自動車のメーカーなど6