ドイツのプファルツ州ボルンハイムに本拠地を置く大手小売企業、ホルンバッハAGが公開した音声動画コマーシャルフィルム(CF)[春の匂い編]が差別的である、としてが全世界的な非難を集めました。 あれこれ議論するにも、問題になった動画がなければ始まりませんのでリンク(45秒バージョン:https://www.youtube.com/watch?v=Z3iNXwHBKoI)しておきます。 このほか60秒バージョン(https://www.youtube.com/watch?v=wAlyYXRtWvQ)もあるのですが、45秒の方で検討していきます。 このCFについて「女性差別的である」という批判は目にするのですが。それどころでは済まない、もっと本質的な観点が抜け落ちているように思われます。 大昔、学生時代に蓮實重彦氏の映画のゼミナールで、ジャン・リュク・ゴダールのフィルムを分析した時期があります。記