株価の大暴落は「10年に一度」くらいの頻度で起こっている 株価の大暴落に関しては、それを扱うだけで1冊の本が書けてしまうくらい奥が深いテーマです。そして、株価の大暴落に関して研究することには、大きな意義があります。なぜならば、株価の大暴落は実は「10年に一度」くらいの頻度で勃発してきているからです。 リーマンショックの時に、アメリカのFRBの前議長だったグリーンスパン氏が、リーマン・ブラザーズの破綻に端を発した金融危機(=リーマンショック)のことを「100年に一度の危機」と述べました。この発言があまりにも有名になり、リーマンショック級の株価暴落も、あたかも「100年に一度」の出来事であるかのように印象づけられました。 しかし事実はどうかというと、そうではないのです。戦後以来の70年間において、株価の大暴落は「10年に一度」くらいの頻度で勃発しています。少なくとも、日経平均株価については、そ