ウクライナ侵攻のロシア軍撤退後の街、ブチャで路上などに多数の遺体が放置されていた。これらを根拠なく「フェイク」と主張する偽ファクトチェックを、ロシア政府アカウントが拡散している――。 ウクライナ政府の4月3日の発表では、ロシア軍が侵攻から撤退した首都キーウ近郊のブチャなどの地域で、すでに410人の遺体が発見されたという。 同国政府を始め、欧米などの各国は戦争犯罪を指摘。国連事務総長のアントニオ・グテーレス氏も独立した調査を要求するなど、国際世論の批判は高まり続ける。 そんな中で、ブチャの惨状を映す動画の中の「遺体が動いた」とする偽ファクトチェックがソーシャルメディアで拡散している。 偽ファクトチェックは、英語やロシア語のほか、イタリア語、ドイツ語などでも拡散が確認されている。 そして、市民の殺害を否定するロシア政府のアカウントも、相次いでこの偽ファクトチェックを共有している。 情報戦の「武