小型超音速旅客機のイメージ[JAXA提供]【時事通信社】 宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、ロケットや人工衛星、探査機のほかに、飛行機やヘリコプターなどの航空機の研究開発にも尽力している。担当部署である航空技術部門が研究開発を進めている、高速で快適、環境負荷の少ない超音速旅客機とは? ◇多くの利用者が見込める超音速旅客機 現在運航中の旅客機は、日本と米東海岸や欧州の主要都市までの航行に12時間以上を要することがほとんどだ。超音速旅客機が実現すれば航行時間を短縮でき、ビジネスや観光により多くの利用者を見込むことができる。だが、その実現には幾つもの課題を乗り越えなければならない。JAXA航空技術部門では、長年にわたり、それらの課題をクリアするプロジェクトを進めてきた。 ◇超音速旅客機とは? そもそも超音速旅客機とは、1秒間に約340メートル進む音速(マッハ)より速く飛ぶ旅客機と定義される。
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