(CNN) 自らの国がロシアに侵攻されてから300日、ウクライナのゼレンスキー大統領は米首都ワシントンへ飛び、次の300日の行方を占う会談に臨んだ。 ゼレンスキー氏の歴史的な訪米は、象徴的な意味合いに満ちていた。本人はくすんだグリーンのスウェットシャツを着用。迎えるバイデン大統領のネクタイは青と黄のストライプというデザインだった。下院の議場でウクライナの戦旗が広げられる一幕もあった。 しかし今回の訪米の意義は象徴的意味合いを大きく超えるものだった。ゼレンスキー氏が危険なウクライナ国外への渡航に踏み切ったのは戦争開始以降初めて。バイデン氏がゼレンスキー氏をワシントンに招待したのは、電話ではなく対面での会談でこそ実質的な成果が得られるという確信があったからだ。 会談を終えた両者は、戦争が新たな段階に突入したとの認識を明確にした。ロシアが前線に送る部隊を増強し、容赦のない空爆を民間の標的に対して
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