クリックして拡大する最後のF2戦闘機の納入式典でテープカットする三菱重工の大宮英明社長(右端)と下条みつ防衛政務官(右から3人目)ら=27日正午ごろ、愛知県豊山町の三菱重工小牧南工場 三菱重工業が米国と共同開発した航空自衛隊の主力戦闘機F2の生産が終了し、同社小牧南工場(愛知県豊山町)で27日、最後の受注機を引き渡す「完納式」が行われた。F2は平成12年の1号機納入以来、計94機で生産終了となり、昭和31年に始まった戦後の国内の戦闘機生産は、次期主力戦闘機(FX)が決定するまで途絶える。 式典には同社や日米の防衛関係者など約200人が出席。三菱重工の大宮英明社長は「納入後も保守、改良に全力で取り組む」とあいさつした。 F2は米戦闘機F16を元に開発され、米ボーイングの最新鋭中型旅客機「787」と同様、主翼に炭素繊維の複合材を使用するなど軽量化を図った。三菱重工は昭和31年のF86以来、戦後