この数年,日本の政治学界には新しい流れが生まれています。本誌はこの新しい流れの学問的コミュニティに一つのフォーラムを提供し,一層旺盛な批判と反批判の場を作ることで,政治学研究を活性化することを狙いとしています。 創刊号から21号までは,現在顧問として大所高所から,見守って下さっている方々が担いました。現在はいわば二代目世代に属する名実ともに第一線で活躍中の研究者が各号を担当しています。 また書評欄を充実させ,批判と反批判という本誌の狙いをより鮮明にするよう心がけております。 先ずは各委員のプロフィール,次に最新号から特集テーマと執筆者という順序でご紹介しましょう。『朝日新聞』2007年8月23日付朝刊で小誌20年の歩みを紹介(大室一也氏執筆) 新たに増山幹高教授が書評委員として参加されました(08年6月20日更新)。