島田:「自ら配信すると会社の力としてノウハウを蓄積できるという面がある。書籍や映像など音楽と親和性のあるコンテンツの可能性にはチャレンジしていく。着うたや着うたフルなどの市場は成熟してきている。音楽だけを楽しむ人はどんどん減ってきており、さまざまなコンテンツを複合的に楽しむ人が増えている。こうした人たちにレコチョクとしてスマートフォンなど従来の携帯以外の世界も含めて価値提供をしていきたい。着うたの公式コンテンツプロバイダから総合エンターテインメントの会社に変わっていこうという大きな思いもある」 ――総合エンターテインメント会社とは? 島田:「2009年12月から始めた無料の会員サービスも総合エンターテインメント会社への布石といえる。『クラブレコチョク』の会員は10月に300万人を突破した。IDを持っていると現在は、ためたポイントを着うたやアーティストグッズに交換できたりする。ライブ招待など