恋愛、占い、ダイエット……。いつの世も、“肉食系女子”のバイブルであり続ける『an・an』。かつては「アンノン族」と呼ばれる女子たちを生みだし、旅行ブームを巻き起こした同誌だが、時代と共に、その作り方は刻々と変化している。『an・an』がとらえる現代の女子像とは? この女子たちの「買いたい」をつかむ方法とは? 熊井昌広編集長に聞いた。 ――『an・an』は、いつもグラビアが特徴的ですよね。あまり見たことのない俳優さんの表情だったり、アングルだったり。ニヤニヤしながら見てしまうのですが(笑)、どんなところにこだわって撮影されているのでしょう。 【詳細画像または表】 それはもう、すごくこだわって作っていますよ。とにかく、女性の「妄想」に応えるということが大事だと思っています(笑)。たとえば、向井理さんのグラビアであれば、“向井さんと恋人である自分”にしか見られない目線で撮ろうと思っているん