ファミリーレストラン大手・すかいらーくグループの「むさしの森珈琲」、デニーズを展開するセブン&アイ・フードシステムズの「白ヤギ珈琲店」など、最近、ファミレス業界が続々と「郊外型カフェ」をオープンさせている。 郊外型カフェとは、一般的に街道沿いや駅から徒歩10分以上離れた場所に位置し、広々とした店内やこだわりのコーヒーの提供など、居心地の良さを追求したカフェのことを指す。 スターバックス コーヒー ジャパンの「Neighborhood and Coffee」や、上島珈琲店などを展開するユーシーシーフードサービスシステムズの「MELLOW BROWN COFFEE」などが、それにあたる。回転率を重視した都心のセルフ式コーヒーチェーンとは発想が異なる業態で、外食業界で大きな注目を集めている。しかし、なぜ今ファミレスが郊外型カフェに参入しているのだろうか。 不振のデニーズ、200以上の不採算店舗を