16日の東京商品取引所の金の先物価格は、中国での今後の需要に対する懸念や、ボストンの爆発事件で円高になったことなどから、大きく値下がりして、一時、およそ8か月ぶりの安値をつけました。 16日の東京商品取引所では金の先物取引で売り注文が増えて、取り引きの中心となる金の先物価格は、一時、15日の終値より460円安い、1グラム=4132円と、およそ8か月ぶりの安値をつけました。 その後は、買い戻す動きも出て、結局、16日の終値は15日より253円安い、1グラム=4339円でした。 金の先物価格が大きく値下がりしたのは、15日に発表された中国の第1・四半期のGDP=国内総生産の伸び率が市場予想を下回り、中国での今後の需要に対する懸念が広がったことが主な要因です。これに加えて国際的にドル建てで取り引きされている金は、東京市場では円高になると値下がりしやすい傾向があるため、アメリカ・ボストンの爆発事件