ニュージーランドの議会は17日夜、同性どうしの結婚を認める法案を可決し、アジア・オセアニア地域の国では初めて同性どうしの結婚が認められることになりました。 ニュージーランドでは、2004年に同性どうしのカップルに結婚とほぼ同等の法的権利を認める制度が導入されていますが、去年7月、同性どうしの結婚を認める法案が議会に提案され、審議が続けられてきました。 保守派の議員からは、結婚は男女間に限るべきとする反対も出ましたが、17日夜に行われた採決の結果、賛成77、反対44の賛成多数で可決されました。 これによって、ニュージーランドでは同性どうしの結婚が法的に認められることになります。 同性どうしの結婚は、これまでに、オランダやスペインなどのヨーロッパの複数の国やカナダなど合わせて12か国、それにアメリカの一部の州で認められていますが、アジア・オセアニア地域ではニュージーランドが初めてです。