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ブックマーク / sz9.hatenadiary.org (1)

  • ファミリーリセンブランスとしての私 柴崎友香論 - 感情レヴュー

    1970年代は日文学の転換期に当たっている。それ以前は、「政治と文学」という戦後に打ち立てられた主題が、疑われつつも機能していた。作家たるもの政治的問題に積極的にアプローチしなければならないという強力な圧力があり、その一方で、政治にからめとられない個人の自由を肯定する立場があった。 具体的にいえば、「政治と文学」という大きな主題が文学に打ち立てられ、しばしば議論されたのは戦後まもない1950年前後である。政治を前景化させ、その前衛(啓蒙的なツール)として文学を利用しようとした共産党系の立場があり、それに対して個人の自由と文学の自立を謳歌する(平野謙ら)「近代文学」系の立場があった。芸術のジャンルでも同時期に「リアリズム論争」があったが、これは文学における「政治と文学論争」と論点が重なっている。 これ以降、直接議論されることはなかったとはいえ、1960年代までこの「政治と文学」という枠組み

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