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ブックマーク / tanakahidetomi.hatenablog.com (7)

  • 2014-02-27 - Economics Lovers Live ReF

    リフレ派はただ単に金融政策のスタンス変更でデフレ脱却を目指す人たちのことであり、「派」といっても価値観や政治信条、もともとの経済学の素養(マルクス経済学、ポスト・ケインジアン、新古典派、ニューケインジアン、経済思想史など)もバラバラである。 だがネットでは主に匿名の人たちを中心に、「リフレ派は再分配問題に熱心ではない」というデタラメが跋扈することもある。ここでは上記の「派」としての違いを十分に考慮にいれていただいた上で、いわゆるリフレ派の人たちが書いてきた書籍ベースでの再分配問題についてのブックリストを編んでみた。もちろん包括的なものではなく、各論者の代表的なものだけに限る。また専門論文や雑誌掲載のものは除外した。 1)片岡剛士『日の「失われた20年」』(藤原書店) 最終章の「経済政策はどこに向かうのか」には、辻村江太郎の拡張されたエッジワースボックスをもとにして、ミクロ的な再分配政策(

    2014-02-27 - Economics Lovers Live ReF
    nebokegao
    nebokegao 2014/03/07
    「「リフレ派は再分配問題に熱心ではない」というデタラメ/いわゆるリフレ派の人たちが書いてきた書籍ベースでの再分配問題についてのブックリスト」
  • 八田達夫の財政政策の失敗(1997年消費税増税時)の指摘

    案内を頂戴したので以下に全文コピペ。ネットだけの知識ではなく、基的なを読み、講演やトークライブで生の主張を聴くことを中心にしないと経済問題(だけではないが)は、応用の利く理解に至るのは難しい。ぜひご参集を。 各位 中央大学経済研究所 所 長 石川 利治 公開講演会のお知らせ 標記について、下記の通り公開講演会を開催いたしますので、ご案内申し上げます。 記 中央大学経済研究所創立50周年記念 公開講演会(入場無料) 主 催 中央大学経済研究所 日 時 2013年 10月18日(金)(15:00〜16:30) 場 所 中央大学多摩キャンパス 8号館2階 8206号室 多摩モノレール中央大学明星大学駅下車 テーマ 「量的・質的金融緩和」の目的とその達成メカニズム 日銀行はさる4月4日に、「量的・質的金融緩和」政策を導入するととも に、消費者物価の前年比上昇率 2%の「物価安定の目標」の実現

    八田達夫の財政政策の失敗(1997年消費税増税時)の指摘
  • 石破茂氏の「インフレ目標でハイパーインフレ懸念」論

    石破茂議員が自民党総裁選に出るのではないか、というニュースをみて、彼のデフレ問題へのスタンスを調べてみることにしました。 表題の件ははじめネットの冗談かと思ったのですが、ロイターでのインタビューに2年ほど前に答えたときのものなんですね。 http://jp.reuters.com/article/JPbusinessmarket/idJPJAPAN-16327220100716 ──みんなの党が日銀法改正を含めたデフレ脱却法案を提出するが。 「わたしはああいう考え方をとらない。マネーのバラマキは効果的かもしれないが、1年限りで終わるものでなく、2年、3年、4年と続ける必要があり、そのときハイパーインフレにならないという自信がない。麻薬を打つと元気になるが中毒になる前に止めるからいい、という話にならないか。(デフレ脱却法案への反対は)党としてまとまっている。うまくいくかもしれないが、ギャンブ

    石破茂氏の「インフレ目標でハイパーインフレ懸念」論
  • いまの日本に徴兵制を実施したらどうなるか(簡単な経済学的視点から)

    Twitterで徴兵制導入すべし、という意味不明の発言を最近よくみるようになった。基的に、ただの若者には根性や防衛意識が足りないなど、無責任な発言によるものが大半だ。ただし知的な関心もある。徴兵制をいまの日に導入すればどうなるだろうか。それをポール・ポーストの『戦争経済学』を利用して簡単にみておく。 最初に結論でいうと、いまの日に徴兵制をひくと、1)防衛力が低下する可能性、2)若い世代の人的資の蓄積が歪む(ムダが発生)する可能性があるということだ。 ポーストのは、主に徴兵制からAVF(総志願軍)への転換という先進国の主流の流れを分析したもので、日の一部の無責任な論説のように徴兵制への転換とは異なる。なのでこのポーストの視点を逆転させる必要がある。 まず総志願軍の場合は、他の公務員の賃金やまた民間の賃金との競合を考えなければいけない。それに対して徴兵制は基的にその問題はそれほ

    いまの日本に徴兵制を実施したらどうなるか(簡単な経済学的視点から)
    nebokegao
    nebokegao 2012/08/31
    「1)防衛力が低下する可能性、2)若い世代の人的資本の蓄積が歪む(ムダが発生する)可能性がある」
  • もしヴィトゲンシュタインがマクロ経済学者だったら…ではなく、本当にヴィトゲンシュタインがマクロ経済を語ったとき

    スコット・サムナーのブログに「もしヴィトゲンシュタインがマクロ経済学者だったら」というエントリーがある。ヴィトゲンシュタインだったら言いそうなスタイルを模倣した面白いものだ。でもサムナーは書いてないけど、ヴィトゲンシュタインがマクロ経済について語った瞬間もあったんだ。それはサムナーが模倣したほど、ヴィトゲンシュタイン的な産婆術が発揮されてたかは正直微妙だけど。 「国家財政がひっ迫し始めると、家計も苦しくなるのではないだろうか。いつでもストが打てる労働者は、自分の子どもを秩序好きな人間には教育しないだろう」(ヴィトゲンシュタイン『反哲学断章』1947年のメモ)。 これを読むと財政緊縮で、家計に増税されている(から苦しい)。そして増税は労働者に重くのしかかり、それによってストをうつ。だがこのストという解決方法はあまりヴィトゲンシュタインの好みではないのかもしれない。 面白いのはやはり前半部分だ

    もしヴィトゲンシュタインがマクロ経済学者だったら…ではなく、本当にヴィトゲンシュタインがマクロ経済を語ったとき
  • 災害の経済学と文化―小泉信三の転換―

    シノドスメールマガジンに四月に寄稿したものを再掲載。小泉信三は興味深い存在。 ーーーー 東北関東大震災の影響でさまざまな文化的事業やイベントが中止・延期になった。また最近では、石原慎太郎氏の発言にあるように、花見の自粛を要請するなどいわゆる歌舞音曲を「不謹慎」だとして制約する動きもある。他方で、さまざまな芸能人、アーチストたちの募金活動や支援イベントも連日のように報道されていいる。 かって関東大震災のときに、当時慶応義塾の教授であった小泉信三は、被災した人たちの実態調査をすすめるかたわら、テニスや歌舞伎など文化的な行事に多くの精力を割いた。いまから10年以上前に、この震災当時の小泉の行動を知ったときに、被災調査よりも次第にテニスなどの文化活動に忙殺されていく小泉の姿勢を、僕は批判的に考えていた。しかしそれは早急すぎた判断だったかもしれない。被災された地域の人たちのためにも、経済は回り続けな

    災害の経済学と文化―小泉信三の転換―
  • 野田政権、政府主導の「貧困ビジネス」化の加速=日本型クローニー資本主義

    野田佳彦首相の「円高対応政策」が発表された。円高そのものは放置し、あくまでも円高を前提にした上での「補助金政策」だ。民主党政権の経済政策の基は鳩山政権のときから首尾一貫して、パイ(ケーキでもいいが)の大きさを一定にしたうえでのそのパイ(ケーキ)の切り方をどう分けるかをめぐるものでしかない。切り分け方をうまくやればパイの大きさが変わると思っているようだが、すでに政権をとって二年以上が経過したいま、その帰結は誰のめにも明らかだ。パイは大きくなるどころか、小さくなっている。震災や国際的な不況の長期化など外部のショックについて著しく経済の体質が弱くなっていることもこの民主党のパイの大きさが一定を当然視する政策の帰結でもある。そしてこのパイの大きさを一定ないし縮小を当然視したうえで、そのパイの切り方を工夫する政策というのは、簡単にいうとパイの切り手の利害に大きく依存する。ここに切り手の主要な利害関

    野田政権、政府主導の「貧困ビジネス」化の加速=日本型クローニー資本主義
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