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作家論に関するpengin-stellaのブックマーク (8)

  • 【太宰と清張 生誕100年】(下)更新され続ける作家像 : 出版トピック : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    見え隠れする「私」 作家には、作者の分身を作品に登場させるタイプと、自分の影を消すタイプがいる。 <風景にもすれ違う人にも目を奪われず、自分の姿を絶えず意識しながら歩いてゆく人だった>と、の津島美知子が回想した太宰は前者だ。モントリオール映画祭最優秀監督賞に輝いた根岸吉太郎監督の「ヴィヨンの〜桜桃とタンポポ〜」、来年公開の「人間失格」には、太宰の分身・苦悩の人がいる。 推理小説から古代史まで徹底取材し、歴史と社会の闇を追った清張はもとより後者だ。「半生の記」のあとがきで<いわゆる私小説というのは私の体質には合わない>と書いている。 しかし、そう簡単にも割り切れない。太宰は1939年に結婚した後、他人の日記をもとに「女生徒」「正義と微笑」などを創作した。今秋公開の「パンドラの匣」(冨永昌敬監督)の原作も、「木村庄助日誌」をもとにした作品で、結核療養所に入った少年の、死と背中合わせながら希

  • 【太宰と清張 生誕100年】(上)生の苦悩 交差する2人 : 出版トピック : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    太宰治と松清張が今年、生誕100年を迎えた。社会派推理の巨匠・清張のデビューは無頼派・太宰の死の2年後。活躍時期はすれ違い、作風も違うが、同じころ死の淵を彷徨った。1909年生まれの2人を結ぶ“点と線”から、その文学を考える。 月給10円見習職人 ■ 仕送り月100円の学生 「金木(かなぎ)の殿様」と呼ばれた津軽の大地主の六男に生まれ、東京帝大在学中から文芸誌に執筆した太宰と、高等小学校卒業後14歳で働き始め、21歳のころ「生活のために、かねて夢として抱いていた文学を捨てた」清張では境遇は全く異なる。 「生まれてすみません」と苦悩する顔、「元気で行こう。絶望するな」(「津軽」)と読者を励ます明るい顔の両極を揺れながら純文学を貫いた太宰と、推理小説、時代小説、古代史ものからノンフィクションまで書いた清張とは作風も違う。 しかし、対照的な2人の人生は、奇(く)しくも2度重なり合っている。最初

    pengin-stella
    pengin-stella 2009/12/02
    ⇒見)読み物として面白い。企画として面白い。/ 敢えて云うなら「接点」求めるより"同時代"性という角度から斬り込んで欲しい/(おまけ:)その太宰の生家「津島家」が相当に「金持」な訳だが…ありがち/
  • http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1324.html

    pengin-stella
    pengin-stella 2009/11/11
    Giorgio Agamben >ご退屈さま>どころか大層興味深かったので、試しに「貨幣論」を脳内展開した/脳内で寝かせて,次は量子物理や微積分で試してみる/
  • いつまで続くぬかるみぞ - 内田樹の研究室

    土曜日は指定校推薦入試。 指定校推薦の応募状況は堅調である。 ありがたいことである。 つねづね申し上げている通り、学のような規模の大学の場合には、120万人の高校生のうちの600人くらいが「行きたい」と行ってくれれば、それで教育活動を継続できる。それは志願者を「かき集める」必要がないということである。 必要なのは「旗幟を鮮明にする」ということである。 よその学校でもしていることをうちもしています。よその学校にある教科がうちでも学べます。よその学校で取れる資格がうちでもとれます・・・というようなタイプの「勧誘」をしているうちに、いったい私たちは「何をしたくて」そもそも大学をやっているのかという根のところの動機がわからなくなってしまう。 うちでやっているようなことはうちでしかできません。 という自負が教育機関には絶対に必要である。 そうでなければ、その学校には存在理由がないからである。 「

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    pengin-stella 2009/11/09
    思うに「大学」なるところは、建学の理念(若しくは「存在理由」)を"DNA"として組み込む”道場”かと。/それゆえ、むしろ卒業してのちその"DNA"を実感すること、年年歳歳/(以上、経験談)/
  • 日経BP

    株式会社 日経BP 〒105-8308 東京都港区虎ノ門4丁目3番12号 →GoogleMapでみる <最寄り駅> 東京メトロ日比谷線「神谷町駅」4b出口より徒歩5分 東京メトロ南北線 「六木一丁目駅」泉ガーデン出口より徒歩7分

    日経BP
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    pengin-stella 2009/11/06
    (Nbp載)by猪瀬直樹:(抜粋⇒)>文章を書く、とりわけ作品を書くというのは、(中略)意識だけでは書けない。(中略)日常のなかにふと出てくる無意識の言葉を、どれだけつなぎとめるか。太宰は無意識を拾う名人>
  • 「制作会社に採用されなくてよかった」原作者・竜騎士07の挫折と下克上(後編)

    ■前編はこちら ──作りたいものを作って受け入れてもらえた、数少ない成功例のうちのひとつなのではないですか。 竜騎士 たしかに、ゴハンをべていこうと思うシナリオライターの人たちに、好きなものを作れとは助言しづらい。私がいまこうして取材を受けているのも運がよかったからで、決して文才があったからではないのだと、肝に銘じています。好きなものを思い切り書いているから売れているんだと、寝ぼけたことを言うつもりはありません。しかし人に喜んでもらおうと思うと、どうしても顔色を窺った、おっかなびっくりな書き方になってしまう。書いていることそのものが楽しくないと宿らない「すごみ」を得るために、私はこれからも自分が書いていて楽しいものを書くでしょう。自分がその物語の最初の体験者である、と感じでもしなければ、何十万文字も何百万文字も書いていられません(笑)。書くことが楽しいという原点は忘れないようにしたいと思

    「制作会社に採用されなくてよかった」原作者・竜騎士07の挫折と下克上(後編)
    pengin-stella
    pengin-stella 2009/11/02
    >形式的には凶器を交錯させる「バトル」ですが、実は、あれは心と心をぶつけ合う「対話」なんです。>(前編)
  • 「制作会社に採用されなくてよかった」原作者・竜騎士07の挫折と下克上(前編)

    コミケでひっそりと売られていた同人PCゲームが次々に他メディアへ移植されて大ヒット──『ひぐらしのなく頃に』で竜騎士07が体験したのは紛れもなく、希有なジャパニーズドリームだ。専門学校卒業後にゲーム制作会社への就職を希望するも、あえなく撃沈。諦念を胸に公務員となった彼を、トップクリエイターへと押し上げる原動力とはなんだったのか? 実写映画が解答編にあたる2作目『誓』で完結。そのDVDが発売を迎えて『ひぐらし』にひと区切りがついたいま、7年間の足跡を訊いた。 ──『ひぐらしのなく頃に』原作ゲームの1作目『鬼隠し編』から足かけ7年。小説映画も完結して、集大成的な年になりました。 竜騎士 まさかこうして7年後にも話題にしているとは思いもよりませんでした。書いているときは無我夢中でしたから……。いま「7年経った」と言われて、驚いています。 ──ゲーム、マンガ、アニメ、映画と、メディアを替えつつ発

    「制作会社に採用されなくてよかった」原作者・竜騎士07の挫折と下克上(前編)
    pengin-stella
    pengin-stella 2009/11/02
    >公務員という、もの作りとは異なる世界に行き、一度自分を見つめ直すことができた>(後編)
  • 『凍りのクジラ』 辻村深月著 その安定した深い人間理解に感心 - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために

    評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ) 基的にファンタジーやSFが好きで、「この世界と関係ないどこでもない場所」がみたい志向が強い僕の読書癖の中で、時々、この作品のように日常とは言わないけれども、僕らの生きている現代日の普通の生活の世界のレベルに焦点があっているだけの作品に、とても感動することがある。特にマクロも壮大な冒険があるわけでもない。こういった人間関係の哀歓は、一生懸命に生きていれば普通にあることだし、なにもわざわざ読書で読まなくてもいいじゃないかという人いるかもしれないし、僕も時々はそう思う。 こういう日常を描いた作品・・・・特に冒険もマクロの壮大さもない作品が、それでも僕の心をとらえてやまない場合の一番のポイントは、たいてい「人間質の理解の深さ」と「その描写の繊細さ」にあるようだ。 「頭のいい人」というのを皆さんはどういうものだと思いますか?。僕は頭がいい人と

    『凍りのクジラ』 辻村深月著 その安定した深い人間理解に感心 - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために
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