中国の習近平国家主席は21日、新型コロナウイルス対策として厳格なロックダウン(都市封鎖)を重視する自国の手法を擁護する一方、中国経済の対外開放になおコミットしていると表明した。 習主席は海南省で開幕した「博鰲(ボアオ)アジアフォーラム」で行ったビデオ形式の演説で、各国は協力を強化し、コロナ禍に伴うここ2年の下降局面からの回復を確実にする必要があると指摘。上海のロックダウンや「ゼロコロナ」政策による負担を巡る議論には言及しなかったものの、死亡者を最小限に抑える基本的な考えをあらためて確認した。 習氏は「われわれは人民の生命と健康を共に守る必要がある」とした上で、「安全と健康は人類の発展と進歩の前提だ。人類が新型コロナ感染症の流行に最終的に打ち勝つにはより多大な努力が求められる」と語った。
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