九州大(福岡市、有川節夫学長)は18日、経済的な理由で授業料を納付できなかったり、生活に困窮したりしている在学生計1000人に対し、1人10万円、総額1億円の奨学一時金の支給を決めた。 学部生541人と大学院生459人で、留学生92人を含む。来年1月末までに支給する予定。1億円は、今年度取り組んだ全学的な経費削減運動で生み出した。 九大によると、授業料の免除申請を行った学生数は昨年度まで4900人前後で推移していたが、今年度は5100人に増加した。授業料免除や奨学金だけでは救済できない学生が増えていることから、支援することになった。来年度以降も、授業料免除枠の拡大や大学独自の経済支援策を検討するという。
熊本県五木村議会(定数10)は11日、全員協議会を開き、村議の働きぶりに応じて議員報酬を増減させる「成果主義」の導入を検討することを申し合わせた。村は川辺川ダム計画により中心部の水没を前提に生活再建策を描いてきたが、前原誠司国土交通相の中止表明で、再建策の行方は不透明になった。提案者の照山哲栄村議は「議員自ら身を削って村再建に取り組む姿勢を見せ、国や県へ村の危機感を発信したい」と述べた。 村議会の議員報酬は月額21万3千円。照山氏によると、これを一律支給する「基本給」(60%)と働きぶりで増減する「成果給」(40%)に分ける。評価項目は一般質問や委員会審議での村政への貢献度、マニフェスト(公約)の実現度、議場外での活動など。議員代表と村執行部、外部有識者らによる評価委員会が査定するという。 協議後、報道陣から「選挙で有権者から審判を受ける議員を、他の議員が査定するのは矛盾ではないか」と
参院選熊本選挙区 木村、松村両氏 公募に名乗りへ 自民県連 2009年12月6日 00:38 カテゴリー:九州 > 熊本 来年夏の参院選熊本選挙区(改選数1)で、自民党現職の木村仁氏(75)=同選挙区=と、同党現職の松村祥史氏(45)=比例代表=は5日、同党県連が実施中の候補者公募に名乗り出る意向を明らかにした。知名度や組織力がある両現職が選考の軸となりそうだ。 両氏は熊本市であった県幹部と国会議員の意見交換会に出席。報道陣の取材に対し、木村氏は「私には実績、経験、知見がある。(公募の中で)そういうことを訴えたい」と強調。松村氏は「出馬したい。後援会などに今、相談をしている」と選挙区にくら替えする考えを述べた。 同党県連の公募期間は10日まで。書類と面接審査で数人に絞り込み、来年1月に党員・党友による予備選で同選挙区の候補者を決める方針。=2009/12/06付 西日本新聞朝刊=
サッカーJリーグ2部(J2)降格が決まり、経営危機が明らかになった大分トリニータを、県民と行政、企業が三位一体で支援する「大分トリニータを支える県民会議(仮称)」が県や経済団体などの音頭で13日に発足する。チームを運営する大分フットボールクラブ(大分FC)は経営難のためJリーグから3億5千万円の融資を受け、急場をしのいだが、関係者は「これから全県的な支援が急務」と話す。まずは参加しやすい形で収入に一役買おうと、県民に年間シート(シーズンパス)購入を呼び掛ける。 設立総会は13日午後、県庁で開く。発起人は広瀬勝貞知事や姫野清高県商工会議所連合会長ら行政、経済界のトップら15人。経済、福祉、農漁業、金融、学校など県内の300以上の団体に参加を呼び掛けた。 今季の大分トリニータは成績低迷に伴う観客減少、景気悪化などで、来年1月の決算期に運営資金が7~8億円不足するなど厳しい経営状況が明るみに
西之表市の馬毛島が米軍空母艦載機離着陸訓練施設の候補地に挙がっている問題で、同島のほぼ全域を所有する馬毛島開発の立石勲社長(74)が17日、市議会宇宙開発等馬毛島対策特別委員会で「夜間離着陸訓練(NLP)の誘致を行っている」と明らかにした。公の場での誘致表明は初めて。 立石社長は2日、誘致を急ぐために馬毛島を同市から分立させ、独立した自治体とする「市町村の廃置分合及び境界変更の申請書」を市議会に提出、同特別委での発言を求めていた。 17日は、馬毛島に石油備蓄基地誘致を計画した1974年以来の経過を説明。数年前、米航空貨物会社の誘致に失敗した後、米軍厚木基地(神奈川県)の空母艦載機が硫黄島(東京都)などで行っているNLPの施設誘致を始め、「最近ようやく候補地に浮上してきた」と話した。 また、中種子町議会が9月定例会で旧種子島空港跡地に自衛隊を誘致する陳情を採択したことに絡み、「自衛隊は
「山崎拓氏 比例候補に」 来夏の参院選 自民福岡市7支部が要望 2009年12月4日 06:19 カテゴリー:政治 九州 > 福岡 自民党福岡県連の福岡市7支部長は3日、衆院選福岡2区で落選した同党前副総裁の山崎拓氏(72)について「次期参院選の比例代表候補に最適任」として、速やかに党本部に公認申請するよう求める要望書を新宮松比古県連会長に提出した。 要望書は、中央区や東区など福岡市の全7区にある支部のトップを務める福岡市議7人の連名。来夏に迫る参院選の「勝てる候補」を選ぶ観点から、比例代表候補は「(広範な)ブロックで集票でき、福岡市と国政とのパイプ役となる自民党候補が何としても必要」と指摘した上で、山崎氏を最適任としている。新宮会長は「要請を受けたばかりで対応は決めてないが、福岡市7支部からの要請であり、十分検討したい」と話している。 山崎氏は8月の衆院選で落選後、参院比例代表選への出
鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が自身のブログに「高度医療のおかげで機能障害を持ったのを生き残らせている」と記載し、障害者団体などが反発している問題で、竹原市長は4日、朝日新聞などの取材に応じ、「いつまでも無理やり生かす医療になっている。人間の生まれるところ、消えていくところまでコントロールできる社会となっている。神の領域まで人間が踏み込んでいる」と高度医療のあり方に疑問を呈した。 市によると、今回のブログに対する抗議の電話やメールが4日午前までに110件あったという。竹原市長は「感情的な反応だと思う。一方で私の意見に賛同するメールもきている」と述べた。
自民宮崎 現職松下氏擁立に含み 参院選候補者選考 会長「入党は必須」 2009年12月3日 00:28 カテゴリー:九州 > 宮崎 自民党宮崎県連は2日、新体制後初の役員会を開き、来夏の参院選について対応を協議。中村幸一会長は役員会後、同党と参院で統一会派を組む改革クラブ所属の現職松下新平氏(43)=宮崎選挙区選出=を擁立する可能性について「向こうから何からのアクションがあれば、お会いしたい」と述べ、含みを持たせた。 同県連は参院選の候補者選考は公募で行うことにしており、中村会長は「(松下氏が)公募に名乗りを上げるなら、改革クラブ離脱と自民党入党は必須」と述べた。県連としては来年1月中には候補者を選ぶ考え。 松下氏は2004年の参院選に無所属で出馬し、民主、社民両党の支援を受けて初当選。07年に民主党との統一会派を離脱した。=2009/12/03付 西日本新聞朝刊=
自民党福岡県連は3日の総務会で、来年夏の参院選福岡選挙区(改選数2)で新人の大家敏志県議(42)を公認するよう、近く党本部に申請することを決定した。 改選を迎える吉村剛太郎参院議員(70)には新人擁立への理解を求める方針。だが、吉村氏は都内で記者団に「党本部は私に公認を出すと思っている。数人が集まり重大なことを決めるのは古いやり方だ」と述べ、県連の決定に反発している。 大家氏は県連職員や参院議員秘書を経て、現在は県議3期目。県連が候補者選考で、吉村氏と大家氏に絞って全44支部に意見を求めたところ、25支部が大家氏を推したという。 同選挙区では、民主党県連が大久保勉参院議員(48)の擁立を決め、共産党新人篠田清氏(61)も出馬表明している。
鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(50)が自身のブログ(日記形式のホームページ)に「高度医療が障害者を生き残らせている」などと、障害者の出生を否定するような独自の主張を展開している。 障害者団体は反発、市議会でも追及の動きが出るなど波紋が広がっている。 ブログは11月8日付。深刻化する医師不足への対応策として、勤務医の給料を引き上げるべきだとの議論に対し、「医者業界の金持ちが増えるだけのこと。医者を大量生産してしまえば問題は解決する。全(すべ)ての医者に最高度の技術を求める必要はない」と批判。 そして、「高度な医療技術のおかげ」で機能障害を持ち、昔の医療環境であれば生存が難しい障害児を「生き残らせている」などと述べ、「『生まれる事は喜びで、死は忌むべき事』というのは間違いだ」と主張している。 知的障害者の家族でつくる「全日本手をつなぐ育成会」(本部・東京、約30万人)の大久保常明・常務理事は
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