学生:先生、フランス語には英単語と同じ綴りや似た綴りの単語がたくさんありますね。私はフランス語を学びはじめてまだ数ヶ月なのですが、今まで教科書に出てきた単語のなかにも、英単語と同じ綴りのフランス語の単語がいくつもあります。例えば、table「テーブル」、image「イメージ」、attention「注意」、nation「国家」、cousin「いとこ」、service「サービス」、culture「文化」、style「スタイル」、train「列車」、journal「新聞」とか。綴りが同じなので、つい英語読みしてしまって先生に注意されたりすることがあるのですが。英語とフランス語でこんなに共通した語彙が多いのはなぜでしょうか? 先生:英語の語彙の6割ちかくはフランス語もしくはラテン語からの借用語だからだよ。 学生:フランス語は、西ローマ帝国領内で話されていたラテン語が変化したものですよね[注1]?