金星探査機「あかつき」を打ち上げたH2Aロケットに相乗りしていた大学などの小型衛星のうち、3基が行方不明になっていることが分かった。宇宙航空研究開発機構が26日、宇宙開発委員会で報告した。 行方不明なのは、全国の大学・高専が共同開発した「UNITEC―1」と、早稲田大の「WASEDA―SAT2」、鹿児島大などの「KSAT」の3基。UNITEC―1は打ち上げ後、しばらく信号を受信したものの、その後連絡が取れなくなった。他の2基も衛星からの信号を受信できていない。 残る創価大学の「Negai」は交信可能で、軌道が確認できている。