古典から新作落語まで歯切れのよい語り口で知られ、落語協会の会長も務めた三遊亭圓歌さんが23日、都内の自宅で体調を崩し、搬送された病院で亡くなりました。85歳でした。 三遊亭歌奴の名前で活躍し、「山のあな、あな」というフレーズで知られる「授業中」という落語などヒット作を連発し、多くのファンを獲得しました。 昭和45年に三遊亭圓歌の名跡を襲名し、自分の家族をモデルに高齢化社会を風刺した「中沢家の人々」など、新作落語を中心に落語界をリードしてきました。 平成8年に落語協会の会長に就任し、平成18年からは最高顧問を務め、後進の育成にも尽力してきました。 圓歌さんは80歳を超えても精力的に高座に上がり現役を貫いてきましたが、関係者によりますと23日、都内の自宅で体調を崩し、病院に搬送されたあと亡くなったということです。