京都の片隅にある老朽化した架空の学生寮を舞台に、補修しながら現在の建物を残したいと考えて、不器用ながら奔走する寮生たちの姿を描いた京都発地域ドラマ『ワンダーウォール』。今年7月に放送されて以降、視聴者から多くの反響が巻き起こり、ついに9月17日(祝・月)14時〜NHK総合にて再放送が行われます。そしてこのドラマから派生したトークイベントやライブ、写真展が同時多発的に開催され、多方面に魅力が拡散しているのです。 観た人を次々トリコにするドラマの秘密に迫るべく、SWAMP(スワンプ)では脚本を担当された渡辺あやさんの単独インタビューを敢行。過去作にまつわる制作秘話とともに、『ワンダーウォール』に込めた熱い想いを伺いました。 『ジョゼと虎と魚たち』と『ワンダーウォール』 渡辺さんといえば、映画『ジョゼと虎と魚たち』『メゾン・ド・ヒミコ』をはじめ、連続テレビ小説『カーネーション』や『その街のこども