南国安芸道路建設に伴う発掘調査中の高田遺跡(香南市野市町下井)で、奈良時代の幹線道路「南海道」の可能性が高い道路遺構が出土したと、県埋蔵文化財センターが発表した。南海道とみられる道路遺構が見つかるのは県内では初めて。 高田遺跡の発掘調査は2015年度から始まり、これまでに弥生時代後期の集落跡や、奈良・平安時代の建物跡などが出土している。今年度の調査は昨年5月から始まり、並行にのびる2本の溝跡が見つかった。同じような溝跡は全国各地で見つかっており、古代の道路跡とみられるという。 センターによると、中央集権国家をめざしていた大和朝廷は、地方を支配するため官道を整備した。都と全国に置かれた役所「国衙(こくが)」をつなぐ幹線道路は「駅路」と呼ばれ、「東海道」や「山陽道」「南海道」などがある。 今回出土した遺構の幅は10…
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