市民団体の会報などミニコミ誌を専門に収集する立川市の民間図書館「市民アーカイブ多摩」が開館から5年を迎えた。市井の人々の活動を記録した資料を網羅する施設は全国的にも珍しい。市民の息づかいが感じられるユニークな資料の山は、研究者や学生らに利用されている。【青島顕】 ミニコミ誌はかつて立川市にあった都立多摩社会教育会館市民活動サービスコーナーが収集していたが、2002年に事業廃止になった。都内の図書館関係者や市民活動に携わる人々はその後も段ボール約150箱の資料を集めていたが、行き場がなかった。14年4月に立川市幸町の西武拝島線と多摩都市モノレール玉川上水駅近くの民家の茶室跡の提供を受け、市民運動に携わる人らがアーカイブを設立した。 設立当初、多摩地区を中心にした約1200タイトルだった資料は、アーカイブの運営委員やボランティアが全国の市民団体を訪ねて増えていった。今年3月末時点で1782タイ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く