朝のNHK連続テレビ小説「なつぞら」が始まってから「これが宮崎駿さん、こっちは高畑勲さん、あっちが大塚康生さんで、そっちは森康二(やすじ)さん、この人はたぶん中村和子さんで、その人は保田道世さんかな――」てな具合に、登場人物のモデルが誰かをいろんな人に説明しました。朝ドラファンのカミさんや、社のデスクや同僚ら相手にですが、逆に教えられることも。関係者や当事者と会う機会もあるもんですから、「小原くん知ってる? 主人公なつの結婚相手って高畑さん(を思わせる人)だって」と、ドラマが始まって早々、盛大なネタバレを食らってしまいまして、「いかんいかん、カミさんには黙っておかないと」と思いつつ、その衝撃(?)の展開を受け止めました。 舞台のモデルは東映動画(現・東映アニメーション)草創期。長編漫画映画制作にかける若者たちの中で、北海道から上京した主人公なつ(演じるは広瀬すずさん)がアニメーターとして成