4月4日にオープンする「大安場史跡公園」(郡山市田村町大善寺)で28日、東北地方最大の前方後方墳・大安場古墳の土器設置作業が行われ、4年越しの古墳復元作業が完了した。 大安場古墳は4世紀後半のものといわれ、全長約83メートル、高さ約12メートル。阿武隈川流域を治めていた豪族が葬られていると考えられている。1991年に発見、96年に発掘調査が始まり、2000年に国指定史跡となった。05年から同公園のオープンに向け、復元作業が行われていた。 この日は、神聖な古墳を守るために設置されたとされる壺(つぼ)型土器を、ボランティアら約50人が、古墳頂上の周辺に48個設置した。土器は昨年夏、郡山市民文化センターで公園オープンに関する企画展を開いた際に来場した市民に作ってもらった。 発掘調査から見学に訪れていたというボランティアの同市安積町、会社員宇野功悦さん(61)は「完成した古墳を見て感動した。郡山は