自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題で、最大派閥の清和政策研究会(安倍派)がノルマを超えたパーティー券収入を議員側にキックバック(還流)する際、「戻し」という言葉を使って現金を渡していた疑いがあることが関係者への取材で判明した。東京地検特捜部もこうしたやり取りがあったことを把握しており、派閥と議員側の双方が裏金化を認識していたとみている模様だ。 関係者によると、安倍派(99人)では、パーティー券を購入した企業・団体に派閥の口座に代金を振り込んでもらったり、議員側が東京都千代田区にある派閥の事務所に売上金を持参したりして、派閥に収入を報告。派閥側はノルマ分を差し引いた金額を議員側に戻し、資金を還流させていたとされる。
![安倍派、還流を「戻し」と伝え現金手渡し 議員側も裏金認識か | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9f96141721409cac8bac4b837e627cb010bf3fe6/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2023%2F12%2F14%2F20231214ddm002010093000p%2F0c10.jpg%3F1)