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動物とbiologyに関するt298raのブックマーク (117)

  • フクロウの頸動脈はなぜ切れない?米医学チームが解明

    インド北部アムリツァル(Amritsar)で撮影されたワシミミズク(2012年11月16日撮影)。(c)AFP/NARINDER NANU 【2月4日 AFP】なぜフクロウは、首をほぼ1回転させても頸動脈を傷めずに済むのか――? この謎を米ジョンズ・ホプキンス大学(Johns Hopkins University)の医学チームが突き止め、1日発行の科学誌「サイエンス(Science)」に発表した。 フクロウは獲物をとる時などに首を左右それぞれ270度まで回すことができるが、このとき頭部や頸部にある繊細な血管が切れて脳への血流が止まってしまうことはない。 研究を主導したPhilippe Gailloud医師(血管内治療・神経放射線学)は、こう述べている。「頭頸部の動脈を損傷したことによる患者の症状を診てきたわれわれ脳撮像の専門家は、フクロウが頭を素早く回転させても平気でいられるのはなぜなのか

    フクロウの頸動脈はなぜ切れない?米医学チームが解明
  • 水深3300メートルの海底からとんでもない形をした新種の肉食生物が発見される(米カリフォルニア) : カラパイア

    カリフォルニア沖、水深3300メートルの海底から、新種の肉の海綿生物が発見された。その形状は複数にわかれた根のような部分から、放射状にハープの弦のような枝が生えており、この枝を使って罠をしかけ、先端についたフックを使って小さな甲殻類を捕するという。

    水深3300メートルの海底からとんでもない形をした新種の肉食生物が発見される(米カリフォルニア) : カラパイア
  • 朝日新聞デジタル:美しいチョウには毒がある 東南アジアの種、羽に神経毒 - 科学

    羽に猛毒が含まれていることが分かったツマベニチョウ=米科学アカデミー紀要提供  【小坪遊】東南アジアのチョウの羽から猛毒が見つかった。海にすむ巻き貝の毒と同じ成分だった。カエル、トカゲ、アリなど天敵から身を守るのに役立てているらしい。16日、米科学アカデミー紀要に発表された。  オーストリアの研究チームは、フィリピン、インドネシア、マレーシアで採集したツマベニチョウというチョウの羽や、幼虫の体液の成分を分析した。この結果、イモガイと呼ばれる猛毒を持つ貝の毒と同じ成分が見つかった。ツマベニチョウは大型のモンシロチョウの仲間で、羽を広げると10センチ近い。日でも沖縄や九州の一部に分布する。  イモガイの毒は、生物の毒としては最強レベルの神経毒で、貝は魚などの狩りに役立てているほか、ダイバーらが貝に刺されて死亡する事故も多発している。一方、モルヒネが効かない痛みを抑える鎮痛剤にも使われる。恐竜

  • ペンギンの「性的堕落」に戦慄、100年前の南極探検隊員 英研究

    南極のシャクルトン(Shackleton)基地付近で、アデリーペンギンの群れの横をそりで通り過ぎる英連邦南極横断探検隊(Commonwealth Trans-Antarctic Expedition)のヒラリー隊(1958年1月撮影、資料写真)。(c)AFP 【6月11日 AFP】悲劇の探検隊として知られる英国のスコット南極探検隊の隊員が約100年前に書き残した記録から、この隊員がペンギンの「性的堕落」に衝撃を受けていたことが明らかになった。 9日の英紙ガーディアン(Guardian)によると、1911年から12年にかけての南極の夏にアデア岬(Cape Adare)で観察したアデリーペンギンの記録を残した探検隊員ジョージ・マレー・レビック(George Murray Levick)は、ペンギンの同性愛行為や幼鳥の虐待、オスのペンギンによるメスの死骸との交尾などを発見して非常に恐怖したという

    ペンギンの「性的堕落」に戦慄、100年前の南極探検隊員 英研究
  • 朝日新聞デジタル:チンパンジー、欲張ると二足歩行 4カ国研究チーム発表 - 科学

    パパイアを両手と口で運ぶチンパンジー=京大霊長研提供  ふだん4足で歩いているチンパンジーは、貴重な餌を大量に運びたいとき、2の足で立って歩きがちになることを、京都大など日英米ポルトガルの国際チームが見つけた。人類が立つようになったのも、貴重品の持ち運びに便利だったからかもしれない。米生物学誌で発表した。  京大霊長類研究所の松沢哲郎教授らは、ギニアの森林にある野外実験場で、2種類のナッツに対するチンパンジーの行動を調べた。現地でどこにでもあるアブラヤシというナッツを運ぶときより、現地にはない貴重なクーラというナッツを運ぶときの方が、チンパンジーが二足歩行になる率が4倍に増えた。クーラを一度にたくさん運ぶため口も使っていた。果樹園のパパイアなどを盗むときも手や口を使って二足歩行になっていた。(鍛治信太郎)

    t298ra
    t298ra 2012/04/19
    なんとなくわかりやすい結論に飛びついた感じが拭えない。
  • 京大ら、同じ霊長類でも食物の好みが違うのは味覚受容体の変異が理由と解明

    京都大学(京大)は3月15日、霊長類のべ物への指向性の原因を遺伝子レベルで検討した結果、味覚受容体の変異が原因である可能性を発見したと発表した。成果は、京大霊長類研究所の今井啓雄准教授、鈴木南美同大学院生、平井啓久教授らと、東京大学農学生命科学研究科「味覚サイエンス」講座、北京大学生物多様性研究拠点の研究者らによる国際共同研究グループによるもの。詳細な研究内容は、「Biology Letters」オンライン版に3月7日付けで掲載された。 ニホンザルは冬場に樹皮などをべて生存している。ヒトがその行動を見てもひとつもおいしくなさそうに思うわけで、同じ霊長類の中でもべ物の指向性はさまざまだ。 この原因を遺伝子レベルで検討した結果、味覚受容体の変異が原因である可能性が発見された。 種々の霊長類はほぼ同じ遺伝子セットを持っているが、その配列は微妙に異なる。今回の研究ではヒト、アフリカのチンパン

    京大ら、同じ霊長類でも食物の好みが違うのは味覚受容体の変異が理由と解明
  • 鳴かないフィリピンメガネザル、超音波で「会話」していた 国際研究

    フィリピン・ボホール(Bohol)島の野生動物保護区で撮影されたフィリピンメガネザル(2006年1月20日撮影)。(c)AFP/Joel NITO 【2月10日 AFP】手のひらほどの大きさしかないフィリピンメガネザル――これまで「鳴かない」と考えられていたこの世界最小の霊長類が、実は天敵にも獲物にも聞こえない超音波の周波数帯域で「会話」していたとする研究が8日、英国王立協会(British Royal Society)の専門誌「バイオロジー・レターズ(Biology Letters)」に発表された。 周波数20キロヘルツ(kHz)以上の超音波帯で音声信号をやり取りできるのは、ほ乳類ではクジラの一部、イエネコ、数種類のコウモリなどに限られるとされている。今回、これらの動物のほとんどが周波数帯の高さでフィリピンメガネザルに到底かなわないことが、米国とフィリピンの合同研究チームによって明らかに

    鳴かないフィリピンメガネザル、超音波で「会話」していた 国際研究
  • ゾウの足に6本目の「指」、サイエンス誌

    豪シドニー(Sydney)のタロンガ動物園(Taronga Zoo)のアジアゾウの親子(2010年3月14日撮影)。(c)AFP/Torsten BLACKWOOD 【12月26日 AFP】ゾウの足の後ろ側にある骨のような突起は、陸生ほ乳類で最も重いゾウがバランスをとるための6目の「指」だとする研究結果が、23日の米科学誌サイエンス(Science)に掲載された。 この突起は、18世紀にスコットランドの医師がゾウを史上初めて解剖した際に発見された。この骨が何かについて科学者たちは長く困惑させられてきたが、サイエンス最新号に掲載された論文がこの謎を解明した。 研究によれば、この骨は正確には指ではないが、ゾウの体重を支えるためのもので、指と同等に機能しているという。論文の主執筆者、英ロンドン大の王立獣医カレッジ(Royal Veterinary College)のジョン・ハッチンソン(Joh

    ゾウの足に6本目の「指」、サイエンス誌
  • asahi.com(朝日新聞社):クルミ食べられないリスもいた 殻割り「学習」で差 - 社会

    印刷 関連トピックス富士山クルミを割ろうとしているニホンリス=田村典子さん提供  リスはクルミが好物だが、実際にはべられない個体もいることが、森林総合研究所多摩森林科学園(東京都八王子市)の田村典子主任研究員の研究でわかった。生まれた地域にクルミの木がないと、堅い殻の割り方を学習できないためらしい。  州や四国の森にすむニホンリス(ホンドリス)はオニグルミの種子をべるとともに、遠くへ運んでたくわえる習性がある。これが放置されるとやがて芽を出して育つため、リスはクルミにとって種子散布を手伝ってくれるパートナーとも言える。  両者の関係を調べていた田村さんは、クルミを全く運ばないリスもいることに気付き、クルミが豊富な東京都の高尾山周辺とクルミがない山梨県の富士山麓(さんろく)で、それぞれ捕まえたリスの行動を比べた。 続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけます

  • 西表に最大級ナマコ 琉大熱帯研が発見 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

    地域 西表に最大級ナマコ 琉大熱帯研が発見2011年10月9日  Tweet 発見された世界最大級のクレナイオオイカリナマコ=8月21日、西表島船浦湾内(琉球大学熱帯生物圏研究センター西表研究施設提供) 世界最大のナマコであるクレナイオオイカリナマコが8月21日、竹富町の西表島船浦湾内で見つかり、捕獲された。発見したのは琉球大学熱帯生物圏研究センター西表研究施設の成瀬貫助教ら3人。同じ種のナマコの産地としては大浦湾、名護湾、鹿児島県奄美の加計呂間島、パラオに続き、世界で5カ所目。  捕獲したナマコは体長362センチ。表面には特定の種に寄生する貝類やカイアシ類が付着していて、成瀬助教はこれらの貝類が生息していることから、ある程度の数のナマコも西表島の周辺にいると話す。 このナマコは湾の内側で、海底の土壌が泥と砂が適度に混ざり合っている特殊な環境を好むという。成瀬助教は「船浦湾にもナマコが生

  • 深海のキタノヤツデイカは「男女」見境なくセックスする、米研究

    米モントレー湾水族館研究所(Monterey Bay Aquarium Research Institute)の研究チームが水中カメラで撮影したキタノヤツデイカのメス(2011年9月20日提供)。(c)AFP/MONTEREY BAY AQUARIUM RESEARCH INSTITUTE 【9月22日 AFP】深海に生息するキタノヤツデイカ(学名:Octopoteuthis deletron)のオスは、相手がオスであろうと交尾をする。交尾には「前戯」も「愛撫」もない――。カメラ映像からキタノヤツデイカの性生活が明らかになったとする論文が、21日の英国王立協会(British Royal Society)の専門誌「バイオロジー・レターズ(Biology Letters)」に発表された。 キタノヤツデイカは、外海の水深800メートルの暗闇の世界に生息する。このような環境では、交尾相手も少なく

    深海のキタノヤツデイカは「男女」見境なくセックスする、米研究
  • ザリガニの一歩には「意志」がある 北大研究員解析 - MSN産経ニュース

    ザリガニが自ら歩きだすとき、ある種の「意志」を持って行動していることを示す神経活動が起きることを北海道大の加賀谷勝史学術研究員(行動生理学)が解析した。動作の原理を明らかにしていくことで「将来は自分の意志で想定外の事態に対応できるロボットへの応用もできるかもしれない」と期待している。 米誌サイエンスに4月までに発表した論文などによると、ザリガニが“自発的”に歩きだす場合、1~2秒前から頭部にある約3ミリ四方の脳から胸部に向かう神経細胞の中で「運動準備電位」という信号が出ていることが分かった。 加賀谷さんは、ザリガニも人間と同様、神経細胞同士の情報伝達をするシナプスでつながったネットワークがあり、自発的な活動を促しているとみている。「動物の多様な行動メカニズムをさらに解明していきたい」と話している。

  • asahi.com(朝日新聞社):鳥の歌にも文法あるかも 親に学んでる?京大助教ら実験 - サイエンス

    鳥の歌にも「文法」がある――。京都大の安部健太郎助教(神経科学)らの実験で、こんな結果が出た。鳥は歌の文法を成長期に親から学んでいるらしいこともわかった。米科学誌ネイチャー・ニューロサイエンス電子版で27日発表した。  安部さんらは、「歌」でコミュニケーションをとるスズメ目のジュウシマツを使い、録音したジュウシマツの歌を聞かせて鳴き返しが増えるなどの反応をみる実験をした。  「歌」の要素になっている音の順番を入れ替えて聞かせると、入れ替える箇所によって反応する場合としない場合があった。雄と雌17羽ずつで実験をしたところ、反応したのはどちらも同じ入れ替え方だった。

  • asahi.com(朝日新聞社):エビの世界にも「女王」いた 米の学者発見、働きエビも - 社会

    卵を抱く「女王エビ」=神戸市立須磨海浜水族園提供ハサミで威嚇して外敵の侵入に備える「兵隊エビ」たち=神戸市立須磨海浜水族園提供エメット・ダフィーさん=神戸市立須磨海浜水族園提供  ハチやアリだけでなく、エビの世界にも「女王エビ」や「働きエビ」が――。群れの中で役割を分担し、高度な社会生活を営む生物が海中にもいることを発見した米国の海洋生態学者に、神戸市立須磨海浜水族園が設けた第1回「神戸賞」が贈られる。7月10日に授賞式と受賞記念講演会がある。  受賞したのは米ウィリアム・アンド・メアリー大学バージニア海洋科学研究所のエメット・ダフィーさん(50)。研究によると、中南米カリブ海の海綿動物に寄生して暮らす体長数センチのテッポウエビは、約300匹の群れで生活する。卵を産むのは「女王エビ」だけで、「働きエビ」は女王にエサを運ぶ。「兵隊エビ」は敵が近づくと、前脚のハサミをパチンと閉じて衝撃波を発生

  • シロクマも「雑種化」、気候変動で北極圏ほ乳類の異種交配進む 国際ニュース : AFPBB News

    ドイツ・ベルリン動物園(Berlin Zoo)で雪が降り積もった地面に寝転がるシロクマ(2010年12月10日撮影、資料写真)。(c)AFP/JOHANNES EISELE 【12月16日 AFP】気候変動の影響で、ホッキョクグマなど北極圏に住むほ乳類が近縁種と交配を余儀なくされ、一層絶滅へと追いやられているとの論文が、15日の英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。 北極圏における温暖化の影響は地球の他の地域より2~3倍深刻で、ほ乳類の生息環境を大きく変化させている。特に、氷冠の縮小は、ホッキョクグマを通常の狩り場の外へ追いやっている。氷冠は、温室効果ガスの排出量の大幅削減が実現しない限り、今世紀末までに夏季には消滅する見込みだ。 北極圏のほ乳類種がどの程度まで異種交配しているかは未確認だが、論文を執筆した米海洋大気局(US National Oceanic and Atmosp

    シロクマも「雑種化」、気候変動で北極圏ほ乳類の異種交配進む 国際ニュース : AFPBB News
  • asahi.com(朝日新聞社):ヤスデ猛威 列車遅れ・健康被害も 外来種、根絶策なく - 社会

    ヤンバルトサカヤスデ=サンケイ化学提供民家の周りに張りめぐらせたアルミ製の「ヤスデ返し」。表面がつるつる滑るので、侵入阻止に効果があるという=鹿児島県南九州市知覧町    JR指宿枕崎線で11月、普通列車が車輪の空転によって1時間以上遅れるトラブルが起きた。犯人は、線路に群がった「ヤンバルトサカヤスデ」。海外から侵入したこの虫が今年、異常発生している。生息域は年々広がる一方だが、根絶策は見つかっておらず、住民らの苦労が続いている。  列車の運行トラブルは11月21日、鹿児島県南九州市頴娃(えい)町のJR指宿枕崎線で起きた。線路の上に群がったヤンバルトサカヤスデが踏みつぶされ、しみ出た油のような体液が車輪をスリップさせたらしい。 ■生息域拡大、歯止めなく  ヤンバルトサカヤスデによる同様のトラブルは、1999年にも同じ頴娃町の指宿枕崎線で起きている。  ヤンバルトサカヤスデは台湾原産の外来種

  • asahi.com(朝日新聞社):えっ、白もいたの 鎧に身を包む黒光り巻き貝、深まる謎 - サイエンス

    インド洋で日の研究チームが発見した「白いスケーリーフット」。ウロコには鉄が含まれていなかった=海洋研究開発機構、新江ノ島水族館提供スケーリーフット。鉄を含んだ真っ黒なウロコが、最大の特徴とされていた=海洋研究開発機構、新江ノ島水族館提供  鎧(よろい)に身を包んだ巻き貝として有名なスケーリーフットには、これまで最大の特徴とされていた「鉄のウロコ」を持たないタイプがいることが、日の研究チームが昨秋実施した調査で分かった。海洋研究開発機構や東京大などが13日、発表した。世界の注目を集めてきた奇妙な深海生物のナゾが、さらに深まった。  スケーリーフットは2001年に米国の研究者らによって発見された巻き貝で、硫化鉄でできた、鎧のようなウロコを持つ。敵から身を守るのに有利と考えられている。貝殻の表面も硫化鉄で黒光りしている。  今回、海洋機構などのチームはインド洋の水深約2600メートルの海底で

  • イカのような虫のような?セレベス海で新種環形動物を発見

    セレベス海(Celebes Sea)の深海から発見された新種の環形動物、学名テウティドドリルス・サマエ(Teuthidodrilus samae)、通称「スクイッドワーム」(イカムシ、2010年11月24日提供)。(c)AFP/Woods Hole Oceanographic Institution/LAURENCE MADIN 【11月25日 AFP】英国王立協会(British Royal Society)の専門誌「バイオロジー・レターズ(Biology Letters)」で24日、インドネシアとフィリピンの間の海で発見された新種の環形動物が発表された。 体長約9.4センチのこの生物は、学名テウティドドリルス・サマエ(Teuthidodrilus samae)、通称「スクイッドワーム」(イカムシ)と呼ばれているが、その呼び名から想像されるよりずっと幻想的で繊細な姿をしている。 体の両側

    イカのような虫のような?セレベス海で新種環形動物を発見
  • asahi.com(朝日新聞社):「九州最後」のツキノワグマは本州産 遺伝子調査で判明 - サイエンス

    1987年に大分県豊後大野市緒方町で捕獲されたツキノワグマの剥製(はくせい)=同市の市歴史民俗資料館  1987年に大分県豊後大野市緒方町の山中で捕獲され、「九州最後」とされるツキノワグマの遺伝子配列が、福井、岐阜両県に生息するクマの特徴を持っていることが独立行政法人・森林総合研究所(茨城県つくば市)などの調べで分かった。九州のツキノワグマの存在は、57年に大分と宮崎の県境付近で子グマの死体が見つかった時までさかのぼることになる。  全国のクマの遺伝子を調べている同研究所東北支所(盛岡市)の大西尚樹研究員と総合研究大学院大学の安河内彦輝特別研究員が調査した。北九州市立自然史・歴史博物館(同市八幡東区)が保存している87年に捕獲されたクマの体組織を解析した結果、遺伝子の塩基配列が福井県嶺北地方から岐阜県西部にかけて分布している個体と合致した。  このクマは87年11月、地元の猟師に射殺された

  • タスマニアデビル「セドリック」が死亡、悪性腫瘍に初めて免疫

    オーストラリア・シドニー(Sydney)、タロンガ動物園(Taronga Zoo)の「タスマニアデビル飼育センター(Tasmanian Devil Breeding Centre)」で、木の切り株に立つタスマニアデビル(2010年6月30日撮影、資料写真)。(c)AFP/Greg WOOD 【9月2日 AFP】オーストラリアの研究者らは1日、タスマニアデビルを絶滅の危機に追いやっている伝染性の悪性腫瘍(しゅよう)に対し初めて免疫を獲得したと考えられていた「セドリック(Cedric)」が死亡したことを明らかにした。 飼育環境下で生まれたセドリックは、2年前に「デビル顔面腫瘍性疾患(DFTD)」のウイルスに感染させた細胞を繰り返し注射されたあとも生き続け、研究者の間で期待が高まっていた。だがその後、X線検査で肺に複数の腫瘍が見つかり、前週安楽死させたという。6歳だった。 DFTDは顔などに悪性

    タスマニアデビル「セドリック」が死亡、悪性腫瘍に初めて免疫