JR東海の山田佳臣社長は22日、名古屋市の本社で記者会見し、東京−名古屋間で2027年開業を目指すリニア中央新幹線が南アルプスを貫くCルートで決定した場合、県内中間駅を飯田市街地でなく郊外にする方向で検討していることについて、「とにかく造りやすい所に造る」と説明、建設費の地元負担を求めている駅の位置決定も同社が主導する考えを強調した。 山田社長は中間駅設置場所の条件として、高低差がなく直線で建設できる地形や、用地買収のしやすさをあらためて提示。飯田市など地元側は市街地のJR飯田線飯田駅への中間駅併設を求めているが、同社長は「(自己負担するとした)5・1兆円に、在来駅に接続させるための工事費は含んでいない」とした。 地元側の意向に対し同社長は「ご意見はご意見として(聞くが)、こういう所に造りたいと提示していきたい」と述べ、「利用客にとって(リニア駅を)利用しやすいツール(手段)は、自治体