新種の草食恐竜化石発見=「竜脚類」の進化解明期待−中国 新種の草食恐竜化石発見=「竜脚類」の進化解明期待−中国 首と尾が長く、四足歩行が特徴の巨大な草食恐竜「竜脚類」の起源を探る上で有力な手掛かりとなる化石が、中国雲南省の約2億年前の地層から見つかり、31日までに新属新種に分類された。初期の竜脚類では珍しく、ほぼ完全な頭骨が残っていた。米テキサス工科大や中国古脊椎(せきつい)動物古人類研究所などの国際研究チームが米地質学会で発表する。 頭骨化石の長さは約30センチで、全身の長さは約9.1メートルと推定された。頭骨は幅広く、U字形のあごにはのこぎりのように鋭い歯がたくさん生えていた。高い木に長い首を伸ばし、小枝をかみ切って食べていたと考えられる。(2010/10/31-19:18)