印刷 関連トピックスラグビーワールドカップオリンピック 文部科学省は、東京都新宿区の国立競技場の建て替えに向けて検討を始めた。東京都は、招致を目指す2020年夏季五輪で国立競技場を主会場とすることを想定している。施設の老朽化が進んでおり、収容人数や陸上競技用トラックのレーン数を五輪が開催できる水準まで引き上げる。来年度予算案に調査費を盛り込みたい考えだ。 国立競技場は1958年に完成。耐震性に問題があるなど、以前から建て替えや補修の必要性が指摘されてきた。さらに都が20年五輪招致にあたり、前回招致の際に掲げた約1千億円かけて主会場を臨海部の晴海地区に新設する計画を変更し、国立競技場の改修、建て替えで対応する方向で調整している。文科省も五輪のほか、19年に日本で開催されるラグビーワールドカップでの使用を想定しており、それまでに工事を終えたいとしている。 現在の収容人数は約5万4千人で、