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ブックマーク / science.srad.jp (35)

  • 米国の中学生の約 7 割が「=」の意味を完全には理解していない」 | スラド サイエンス

    ストーリー by reo 2010年08月17日 11時00分 日でも似たような結果になりそうな ? 部門より 米テキサス A&M 大学の調査において、米国の中学生のうち約 7 割が「等号の意味を完全には理解していない」ことが明らかになったそうだ (家 /. 記事より) 。 等号は基的な算数から高度な数学まで通じる非常に基的な概念であり、広く使われている記号である。しかし問題を解く「方法」や「記号」のみを暗記し、その数学的意味を正しく理解していない生徒が数多くいることが今回の調査で浮き彫りになったとのこと。 テキサス A&M 大学による元記事によると、記号を暗記するのみで等号を完全に理解していない生徒は、例えば「4 + 3 + 2 = ( ) + 2」という問題に対し、「等号の左側にある数字を全て足して括弧の中に入れ、更に新たな等号で式を結び答えとする」傾向があるとのこと。結果、こ

    t298ra
    t298ra 2010/08/18
    プログラマの7割が「=」の意味を正しく理解していない、とかだったらありそう。
  • 板垣さん60個目の超新星を発見 | スラド サイエンス

    新天体捜索者の板垣さんが、通算60個目の超新星を発見したそうです(後に超新星ではなく高光度青色変光星が増光したものらしいと判明)。このニュースはお祝いです。分からない人はコメントを御控えください。なるべく解説するようにいたしますが、分かりあえない人は分かりあえません。Win派とMac派の戦いなようなものですのであきらめましょう。 ほぼ伝説のように語られる板垣さんの記念すべき60個目の発見をみんなでお祝いしよう。

  • 人間の最高速度、理論上は「時速64km」 | スラド サイエンス

    LiveScienceに「Humans Could Run 40 mph, in Theory」という記事が出ている。内容はタイトルの通り、「理論上は、人間は時速40マイル(約64km)で走ることができる」というもの。 記事によると、優れたスプリンターが走っている際に片足にかかる負荷は800〜1000ポンド(約362〜453kg)だそうだが、人間の足はもっと大きな衝撃に耐えられるようになっているらしい。 たとえば、スプリンターが全力で走っている場合に足にかかる負荷は、片足で跳ねるような動作をする場合に足にかかる負荷の30%程度しかなく、余裕があるとのこと。つまり、筋肉の収縮速度をより速くすることで、まだまだ人間の走る速度は向上できる、ということだそうで、その限界は(理論上は)時速35〜40マイル(56〜64km)程度と考えられるそうだ。 ちなみに、「世界最速」と言われるウサイン・ボルト選手

  • ロンドンの大学院生、ドレイク方程式を用いて「彼女が出来る確率」を導き出す | スラド サイエンス

    地球人と出会う可能性がある地球外文明の数を推測するドレイク方程式を使い、自分に彼女ができる確率を導き出したそうだ男性がいるそうだ(家/.、FOX Charlotte)。この確率を導きだしたのは、ロンドン在住の30歳の大学院生。 「Why I don't have a girlfriend: An application of the Drake Equation to love in the UK」(PDF)と題されたこの論文によると、 とのこと。全女性のうちロンドン在住の女性の数や「年齢的に適している(24~34歳)」女性の数、また大卒かどうか、そして身体的魅力などが要因として考慮されたとのこと。その結果、ロンドンで一晩遊びにでたとして、彼の要件に合致する女性で、かつ相手も自分に興味を持ってくれる女性と出会う確率は0.0000034%であるとはじき出されたそうだ。この確率は銀河系で知的

    t298ra
    t298ra 2010/01/18
    >「ちなみに、この大学院生は実際には付き合って6カ月になる彼女がおり、」
  • ネアンデルタール人とヒトの間に異種交配はあったか? | スラド サイエンス

    ストーリー by hylom 2009年10月29日 14時10分 ネアンデルタール人とヒトとを外見で区別するのは難しいかも 部門より 家/.にて、「ネアンデルタール人とヒトとの間に異種間性交があった」と考えているMax Planck Institute for Evolutionary AnthropologyのSvante Paabo教授の研究が紹介されている。 ヒトはおよそ4万年前にヨーロッパからアフリカに入ったとされており、ネアンデルタール人が絶滅するまでのおよそ1万年~1万2千年の間、共存していたと考えられている。ネアンデルタール人とヒトの両方の特徴をもった化石は発見されているが、ネアンデルタール人とヒトのDNAは大きく違うとの研究もあり、両種の間に異種交配があったかどうかは長年議論されてきた。 教授が近々発表予定の研究では、化石から採取したネアンデルタール人のDNAと、チンパ

  • 日常生活で体験する恐ろしい「パラドックス」は? | スラド サイエンス

    ストーリー by hylom 2009年10月29日 16時58分 「この50円玉は表が裏に、裏が表についている珍しい50円玉だ」 部門より ネット界隈ではときおり、不思議な「証明」が話題になることがある。例えば、古典的な「"2=1"を数学的に証明した」というネタは、「ウソニュース」専門サイト「虚構新聞」でも以前取り上げられたことがある(「2と1は等しい」 数学界で論議)。こうしたものは、直感に反した結果になるという意味ではパラドックスと呼んでよいだろう。 "2=1"の証明は種明かしをすると単純なトリックだが、もっと込み入った例もある。以下は、直感的には発散しそうな足し算なのに、なぜか有限の和になるという「証明」だ。 1 + 2 + 3 + 4 + ... = -1/12 1 - 2 + 3 - 4 + ... = 1/4 さて、こうした数学上のトリックや手法を使ったパラドックスであれば、

  • 私たちの銀河には高々 10 以下の知的文明しか存在しない? | スラド サイエンス

    ストーリー by reo 2009年08月03日 12時00分 アンチスパイラルが抑圧したのはたかだか 10 程度と… 部門より フェルミのパラドックスとは、地球外文明の存在の可能性の高さと、そのような文明との接触の証拠が皆無である事実の間にある矛盾のことである。なぜ私たちは「彼ら」に会えないのだろうか ? スペインのマラガ大学のカルロス=コッタとアルバロ=モラレスは十分に発達した文明が銀河に集団を作る速度について考察することによってこの問題に挑んだ。様々な分析から、光の 10 倍の速度の移動手段をもってしても、銀河全体を探索するには 50 万年単位の時間がかかることが示されている。他の分析では、それには 130 億年程度を要し、宇宙人の不在を証明するだろうとしている。コッタとモラリスは無人探査機が銀河を探索する速度について考察した (訳注: 無人探査機の拡散速度は文明の拡散速度より速い)

  • ミツバチコロニー過疎化症候群の原因が特定される | スラド サイエンス

    Mariano Higes 氏らスペインの科学者がミツバチコロニー過疎化症候群として知られている現象の原因となる寄生虫を特定したそうだ (家 /. 記事、Science Dailyの記事、EurekAlert!の記事、論文要旨より) 。 氏らの研究によれば、ミツバチヘギイタダニ (Varroa destructor) やイスラエル急性麻痺ウィルス (IAPV) 、あるいは農薬などは現象の原因とはならず、Nosema ceranae と呼ばれる寄生虫が原因であることを突き止めた。そこでこの寄生虫を単離して抗生物質である fumagillin を用いたところ、ミツバチが減少していたコロニーは完全に回復したという。 岐阜などでミツバチの大量死が報告されており、花粉交配用のミツバチの不足が 21 都県で果樹・野菜の受粉に影響を与えていることが報じられている (毎日.jp の記事、農政ニュースの記

  • ランニングシューズってどれくらい重要? | スラド サイエンス

    東京マラソンなどのおかげか最近はランニングが流行っているそうで、雑誌などでもランニング特集が多く組まれている。ランニングに関する著書のある Christopher McDougall 氏によると、最新のランニングシューズを履いている人のほうが安いを履いて走っている人よりも負傷する確率が高いそうだ (家 /. 記事、Mail Online の記事より) 。 スイスのベルンで毎年開かれているベルングランプリの走者 4,358 人を対象に調査したところ、95 ドル以上するシューズを履いているランナーは 40 ドル以下のものをはいているランナーより 2 倍以上の負傷率だったとのこと。毎週走る距離や速度、過去の怪我や体重などその他のファクターと負傷率の関連はみられなかったそうだ。また、クッションなどで柔らかくされた底だと、人間は固い地表を探して必要以上に強く踏み込んでしまうというデータもあり、

  • 400万年以上前のヒト族の祖先は木登りが苦手だった! | スラド サイエンス

    gigazineに「人類の祖先は木登りが下手、意外とサルっぽくなかったことが明らかに」という記事がありました。「ヒトはサルから進化した」という一般論は誤解であり、「サルとヒトは共通の先祖である」というのが進化論の正しい考え方ですが、この共通の祖先からヒトとサルの分化が起きたのは約400~800万年前だと言われています。 今回ミシガン大学の人類学者Jeremy DeSilva博士は樹上生活をするチンパンジーの足首を観察した後、412~153万年前のヒト属絶滅種の化石を研究したところ、サルから分化して進化したヒト属の足首の構造は現代のサルに似ているのではなく現代人にかなり近いことを発見しました。つまりヒト属の誕生初期に足首の構造が二足歩行できるように最適化され、樹上生活に向かなくなったことを示しているそうで。ヒトと共通の祖先をもつ原人はサルッぽい特徴を備えていたという見解に波紋を投げかけそうで

  • 湖底表層メタンハイドレート層からメタンガス分離に成功 | スラド サイエンス

    清水建設のニュースリリースによると、ロシア科学アカデミー・北見工業大・北海道大と共同でバイカル湖湖底 400m 深からメタンハイドレートからメタンガスの解離・回収に成功したことを報告している (日経 BP の記事) 。 記事によると、表層に蓄積されているメタンハイドレートを回収したのは世界で初めてという。先月 J-Cast に掲載された記事によれば日近海の海底にはメタンハイドレートが豊富に埋蔵されており、かつ、石油や石炭よりも地球温暖化対策として有効であるという有望なエネルギー (Wikipedia の記事) とされており、資源貧国日が一転して資源豊国になるとも巷間では言われているようだ。エネルギー供給・資源・地球温暖化などに詳しい /.J の諸氏にフォローを求めたい。これってどうなの ?

  • 米イリノイ州、冥王星を惑星と認める (ただしイリノイの夜空通過時限定) | スラド サイエンス

    米イリノイ州が冥王星を惑星と認める決議案を可決したそうです (家 /. 記事より) 。 その決議には、冥王星の発見者である Clyde Tombaugh 博士がイリノイ州で生まれたことや、同博士は惑星を発見した唯一のイリノイ州人でありアメリカ人であること、冥王星は 75 年以上太陽系の惑星とされており、「準」惑星に不当に降格されたことなどが記されており、冥王星の惑星としての地位を再び認め、1930 年 3 月 13 日にその発見が発表された日にちなみイリノイ州では 2009 年 3 月 13 日を「冥王星の日」として宣言するとあります。 惑星を州決議によって決めることが出来るなんて、ちょっと驚きです。イリノイ州の授業では、教科書に「準惑星」と書いてあっても今後は「惑星」として教えたりするのでしょうか ? 決議には「冥王星がイリノイ州の夜空を通る時は惑星に昇格 (復帰) する」とあるので、

  • LHC で発生するブラックホールは数分間持続するかもしれない? | スラド サイエンス

    欧州原子核研究機構 (CERN) の大型ハドロン衝突型加速器 (LHC) でブラックホールが発生し地球を滅ぼすのではないかとの噂も出たりしたが、万が一極小のブラックホールが発生したとしても、すぐに崩壊してしまうため安全を脅かす恐れはないというのが多くの科学者たちの見解である。しかし伊ボローニャ大学の Roberto Casadio 博士らが行った再計算によると、LHC で発生する小さなブラックホールは、すぐに崩壊するのではなく数秒から数分間存続する可能性を示す結果となったとのこと (High Energy Physics - Phenomenology に投稿された論文要旨) 。 発生したブラックホールが問題となるかどうかはブラックホールの成長速度と崩壊速度との差が重要になるが、今回行われた計算によると崩壊速度の方が速いとのことで、研究者ら曰く LHC のブラックホールが壊滅的に成長する「

  • 火星の北極冠に純度 95 % の氷 | スラド サイエンス

    火星の北極と南極地域には極冠と呼ばれる氷冠が存在することが分かっている。火星の北極冠と南極冠には合計 2 ~ 300 万立方キロほどの氷が存在すると考えられており、これは米五大湖の合計 22,684 立方キロの 100 倍に相当する。仏国立宇宙科学研究所は 20 日、北極冠の氷が純度 95 % という非常に高純度のものであることを発表した。国際的な研究チームによるこの研究は American Geophysical Union の発行する Geophysical Research Letters に掲載されている (AFPBB News、家 /. 記事より) 。 北極冠の氷の観測は NASA の Mars Reconnaissance Orbiter に搭載されている、地表下の 1 km までの深さの水と氷を検知できる SHARAD レーダー測深器を使用して行われた。ちなみに、南極冠の氷

  • 初の地球サイズの太陽系外惑星発見か? | スラド サイエンス

    ストーリー by hylom 2009年01月22日 13時30分 あとは水と空気と適切な太陽からの距離と……、 部門より 去年の夏発見された太陽系外惑星MOA-2007-BLG-192Lbが、当初考えられていたよりも地球に非常に近いサイズであると考えられることが最近の研究で明らかになった(NewScientist、家記事)。 発見当時この惑星の質量は地球の3.3倍とされていた。しかし最近の研究でこの惑星の親星が考えられていたより重いことが分かり、これを元にするとこの惑星の質量は地球の1.4倍であると計算されるとのこと。今後数ヶ月に渡り観測を続け、この仮説を検証していくという。実証されれば、この惑星は今まで発見された中で火星に次いで地球に近いサイズの惑星となる。 この惑星は地球から3000光年ほど離れた、小型の赤色矮星のまわりを回っている。軌道距離は0.62 AUで、これは太陽と金星との

  • ハーバード大、樹状細胞を大量に活性化させる技術開発。「樹状細胞療法」の研究前進へ | スラド サイエンス

    自身の免疫システムを使い癌と戦う「樹状細胞療法」の研究が前進しそうだ (家 /. 記事より) 。 「樹状細胞」とは免疫活性化プロセスにおいて、自身が取り込んだ抗原を T 細胞など免疫系の細胞に伝えるという役割を担っている。癌の新たな治療法として研究されている「樹状細胞療法」は樹状細胞に癌抗原を提示し、癌を攻撃する T 細胞を作り出すという治療法である。 New Scientist の記事は、ハーバード大学の David J. Mooney 教授の研究がこの樹状細胞療法にブレイクスルーをもたらしたと報じている。Mooney 教授率いる研究チームが開発した治療法では、米品医薬品局が認可している生分解性ポリマーのシリンダーを体内にインプラントする。このシリンダーはサイトカインと呼ばれるシグナリング分子を放出して樹状細胞を惹きつけ、その樹状細胞に癌抗原を提示する。癌抗原を取り込んだ樹状細胞はリ

  • 気象衛星「ひまわり」後継機、「重要課題推進枠」でなんとか予算ゲット | スラド サイエンス

    ストーリー by hylom 2008年12月24日 14時59分 誰もこの辺の流れは解説してくれないのよね、 部門より 平成21年度予算案財務省原案では、気象庁が概算要求に計上していたひまわり後継機のための予算が盛り込まれないことになった(平成年度国土交通省関係予算内示のポイント[pdf])。 概算要求では「静止地球環境観測衛星の整備」として77億3,200万円が盛り込まれていたが、原案では「地球環境時代に対応した暮らしづくり」の「4.低炭素社会の構築」→「○地球温暖化の観測・監視体制の強化」として記述されていた下記の項目がばっさりと削除されている。 「地球温暖化対策に直結する気象観測データの収集を充実・強化するため、運用中の気象衛星(ひまわり)の後継機として、これまでの防災機能に加え、世界に先駆けて観測センサーを増強するなど地球環境観測機能を大幅に強化した次期気象衛星を『静止地球環境観

  • Nature が選んだ今年のニュース | スラド サイエンス

    Nature Newsが今年の重大ニュースを発表しました。選出されたのは以下の13個。 LHC が稼働、そしてすぐに停止 個人を対象としたゲノム研究が主流に 探査機 Phoenix が火星に着陸 オバマ大統領誕生で米科学界に再編の動き オンライン生物百科事典、Encyclopedia of Life がスタート 人工ゲノムの作成に成功 米国炭疽菌事件、疑惑の研究者自殺で幕 ホッキョクグマが絶滅危惧種に アジアの宇宙開発がヒートアップ 温暖化で北極の氷が危機的状況に 北京オリンピックで中国の大気汚染が問題に 経済危機で科学界にも深刻な影響 多能性幹細胞が作られる このうちの多くはスラドでもストーリーになっていますが、ぱっと見た印象では、どうも明るいニュースはバイオ系に偏っているような気がします。 当該記事が掲載されている Nature News の特集号はこちら。2008 年の Newsma

  • コーヒーの出しがらからバイオディーゼル | スラド サイエンス

    コーヒーの出しがらからバイオディーゼルを生成する研究がJournal of Agricultural and Food Chemistryに掲載されている(論文要旨、家記事)。コーヒーの出しがらからは品種にもよるが10~15%の油が抽出でき、その100%をバイオディーゼルに変換できるそうだ。そして、世界中のコーヒーの出しがらを使えば、年間3.4億ガロンのバイオディーゼルを作ることができると概算されている。コーヒーに含まれる抗酸化物質の多さからこのバイオディーゼルは安定しているほか、油を抽出した後の出しがらはエタノール生成や燃料ペレット、また肥料などの原料としても活用可能。さらに、コーヒーの香り付きとのこと。

  • 天の川の中心に巨大ブラックホールの存在を立証 | スラド サイエンス

    家/.の記事より。 BBCの報道によると、ドイツの天文学者による研究チームが、天の川の中心にブラックホールが存在することを確認したそうだ。彼らは、ミュンヘンのヨーロッパ南天天文台(Eso)が運営するチリの3.5m New Technology Telescopeと8.2m Very Large Telescope(VLT)を利用。天の川の中心を周回する28個の星の移動を追跡し、天の川の中心には我々の太陽の4百万倍の質量を持つブラックホールがあることを立証したとのこと。 研究成果は専門誌Astrophysical Journalに掲載される。王立天文協会(RAS)のRobert Massey博士によれば、今回の結果は、銀河が巨大なブラックホールの回りに、あたかも真珠が牡蠣の中で砂利の回りに作られるように形成されたことを示唆しているという。