太陽とISSがテーマ 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙科学研究本部(ISAS)は4月11日、都内にて「第28回 宇宙科学講演と映画の会」を開催した。同講演会は、科学技術週間に先駆けて毎年実施されているもので、今年は「太陽と国際宇宙ステーション(ISS)」をメインテーマに開催された。来場者は384名で、会場に入りきれなかった人はロビーに用意されたモニタを通じて講演を聴講するなど、賑わいを見せた。 JAXA 宇宙科学研究本部長の井上一氏 現在、宇宙で稼働している日本の人工衛星だが、探査・観測関係で主なものは、地球観測衛星が「あけぼの」「れいめい」「GEOTAIL」、天文観測衛星が「ひので」「すざく」「あかり」、月・惑星探査機が「かぐや」「はやぶさ」といった具合となっている。 JAXA 宇宙科学研究本部長の井上一氏は、「これらの人工衛星に加え、2008年にはISS内に"きぼう"が完成。これ