[デイルアルバラ(ガザ) 26日 ロイター] - 動物用のえさで作った苦いパンで命をつないできた3人の兄弟が、ハルバと呼ばれる中東の伝統菓子を容器からそのままスプーンですくって食べていた。パレスチナ自治区ガザの北部ガザ市の家から、食べ物を求めて中部デイルアルバラのテントまで逃げてきたのだ。
食糧援助をもとめるパレスチナの人々=26日、パレスチナ自治区ガザ地区北部ベイトラヒア/AFP/Getty Images (CNN) 国連人道問題調整事務所(OCHA)は27日、パレスチナ自治区ガザ地区では50万人以上が飢餓寸前の状況にあると訴えた。 ガザ地区の食料安全保障について話し合う国連安全保障理事会の会合でOCHAは、ガザ全域で少なくとも57万6000人が「壊滅的な剥奪(はくだつ)と飢餓に瀕している」と指摘した。 一方、国連世界食糧計画(WFP)のカール・スコウ副事務局長は、「もしこの脅威が現実になることを許せば、5月までに飢餓の予想が現実となり、50万人が危険にさらされる」と指摘。「現在、220万人の人口のほぼ全員が食糧支援を必要としている。ガザの子どもの栄養不良は世界中のどこよりも最悪だ」と述べ、「2歳未満の子どもの6人に1人が急性栄養不良状態にある」と危機感を示した。 停戦に向
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