3か月にわたる断続的な大雨で川の氾濫や土砂崩れなどの被害が相次ぐ南米ペルーでは、これまでに88人が死亡したほか、被災者は11万人に達していて、ペルー政府はさらに被害が広がるおそれがあるとして警戒を呼びかけています。 ペルー政府は首都リマにある政府庁舎を拠点にして水や食糧などを集めていますが、被害の拡大で今後さらに救援物資が必要になると見られていて、政府は国民に募金活動への協力を求めています。 24日、会見したクチンスキー大統領は「われわれは今、未曽有の大災害に直面していてこれがいつまで続くかわからない。これから多くの課題に取り組んでいかなければならない」と述べ、警戒と結束を呼びかけました。