豊洲市場の問題を審議する東京都のプロジェクトチームは、築地市場の豊洲への移転にあたっては市場業界が求める小池知事の安全宣言は必要なく、安全性についての継続的な情報発信が重要だとする提言をまとめました。 これに対し4日に開かれた市場問題プロジェクトチームの会合で、小島敏郎座長は「豊洲市場用地は法律的、科学的には安全であり、被害が生じているわけでもない。安全宣言というも奇妙だ」として、知事の安全宣言は豊洲市場に対する不安の払拭(ふっしょく)につながるわけではなく、必要ないという認識を示しました。 そのうえで豊洲市場の安全性について、これまでに専門家会議で取りまとめた土壌汚染対策の効果をわかりやすく説明することや、大気や水質の環境測定を行う態勢を整え測定結果を公表するなど、継続的な情報発信が重要だとする提言をまとめました。 去年9月に始まったプロジェクトチームの会合は11回目の今回で最終回となり