核・ミサイル開発を加速させる北朝鮮に対して、国連安全保障理事会が、制裁決議を強化し、北朝鮮は、後ろ盾である中国との関係の変化が表面化してきています。 しかし、NHKの取材班が貿易区を訪れると、一部の施設の照明は落とされ、多くの店舗が閉店や休業状態になっていました。 また、以前は貿易区の正面に中朝両国の国旗が掲げられていましたが、現在は中国の国旗しかありません。 中国の税関当局によりますと、ことし10月の北朝鮮からの輸入額は前の年の同じ月と比べて62%減っていて、核・ミサイル開発をめぐる中朝関係の冷え込みをうかがわせています。 さらに取材班が丹東を訪れた今月、中朝両国の国境を流れる川に機関砲のようなものを搭載した中国当局の船が航行していました。 地元の人は、こうした船舶が国境の川を航行する様子はこれまで目にしたことがないとしていて、中国当局が国連安保理の制裁強化に伴って国境付近での密輸の取り